明石市長の暴言問題!の話

市役所
明石市長の部下に対しての発言が問題となっています。

市長「すまんですむか。立ち退きさせてこい、お前らで。きょう火付けてこい。燃やしてしまえ。ふざけんな。今から建物壊してこい。損害賠償を個人で負え。安全対策でしょうが。はよせーよ。誰や、現場の責任者は」
市長「上は意識もしてなかったやろ。分かって放置したわけやないでしょ。任せとっただけでしょ。何考えて仕事しとんねん。ごめんですむか、こんなもん。7年間放置して、たった1軒残ってもうて。どうする気やったん」
市長「無理に決まっとんだろ、そんなもん。お前が金積め。お前ら1人ずつ1千万円出せ。すぐ出て行ってもらえ。あほちゃうか、そんなもん。ほんま許さんから。辞表出しても許さんぞ。なめやがって。早くやっとけばとっくに終わってた話を。どないすんねん。悠長な話して。たった1軒にあと2年も3年もかけんのか。何をさぼってんねん、7年も。自分の家売れ。その金払え。現場に任せきりか。担当は何人いるの」
市長「とりあえずそいつに辞めてもらえ。辞表とってこい。当たり前じゃ。7年分の給与払え。辞めたらええねん、そんな奴。辞めるだけですまんで、金出せ金も」

部下に「辞表出しても許さんぞ」「自分の家売れ」 明石市長の暴言詳報
このような明石市長の発言が問題になりニュースになっています。この部分だけ切り取られて報道されていますが、実はこの話には続きがあるのです。

市長「ずっと座り込んで頭下げて1週間以内に取ってこい。
おまえら全員で通って取ってこい、判子。おまえら自腹切って判子押してもらえ。
とにかく判子ついてもらってこい。
とにかく今月中に頭下げて説得して判付いてもうてください。あと1軒だけです。
ここは人が死にました。角で女性が死んで、それがきっかけでこの事業は進んでいます。そんな中でぜひご協力いただきたい、と。ほんまに何のためにやっとる工事や、安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけでしょ。だから拡幅するんでしょ。
(担当者)2人が行って難しければ、私が行きますけど。
私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ、腹立ってんのわ。
何を仕事してんねん。しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。
後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」

真相は過道が狭い影響で死亡事故があり、安全を確保するために道路の拡張工事をするべき。そのためにはどうしても立ち退いてもらわないといけない。
しかし7年間、まともな交渉をせずにほったらかしだった。そのことに市長がぶち切れた。というのが真実のようです。

その後の報道やツイート

当初は明石市長の暴言に対する批判で炎上していましたが、全文が公開された後は明石市長を援護する記事やツイートが多くなっています。
明石市長への援護記事やツイートは山ほどありますので私は別の視点から書きます。

明石市長の失敗

私はどんな理由であっても録音されて困る発言をするのは致命的なミスだと思います。
暴言がいけないとか、パワハラがどうとかの綺麗事を言いたいのではなく、言って意味があるかどうかを考えるべきということです。

地方公務員のレベル

市役所の職員ってどのような人達か知っていますでしょうか。市役所、区役所、町役場、お役所仕事と呼ばれる代表的な役所です。
お役所仕事、ステレオタイプの代表的な言葉の1つでもありますが実態は大多数の人が想像しているよりも遙かにひどいです。
仕事内容の前に働くことになるきっかけ、役所への就職方法がものすごいのです。これは地方に行けば行くほど普通の就職ではなく、書けないような就職方法なのです。
書くの怖いですが、ネタ切れになりかけたら役所への就職実態の詳細を書きます。
就職方法がそんな感じなので、役所の体質がどうのというのもありますがそれ以前に吹きだまり的な雰囲気であることが多いのです。
私はひどい実態、横浜市関係の区役所に関することを中心にこの辺のことしか知りませんが、大阪市役所がムチャクチャな理由は市役所の体質だけでなく就職方法に非常に問題があるからだと思います。
就職方法に問題があるのでいつまで経っても改善されることがないのです。

明石市役所職員の質はどうなのか

知りません。知りませんが普通に考えて市役所の職員に指示をして、指示通りに仕事をするわけないのです。地方公務員、市役所なんてそんな場所なのです。
そのことは誰よりも明石市長である泉房穂氏はわかっていたはずです。わかっていたにもかかわらず、あまりのひどさに我慢の限界を超えてぶち切れてしまったのでしょう。
ぶち切れた時のやり取りの面白い部分だけを切り取られて報道されてしまいました。切り取って報道、これは今時ではなくて昔からの報道手法です。
真実を伝えずに、面白おかしい部分だけを切り取っての報道、テレビや報道機関にとって自殺行為だと思うのですが、まだ今後も続けるのでしょう。
暴言や強い言葉で指導しても意味のない能なしの人に強い口調で指示をしてしまったことがまず1つめの大失敗。
発言は切り取られて真実とは違う意味で報道されてしまうものということもわかっていたはずなのに、それでもぶち切れてしまったことが2つめの大失敗。
市役所には言っても意味のない人が沢山、報道機関も発言の一部を切り取り面白おかしく報道する。
バカらしくて大変だとは思いますが、どの市町村であっても十分過ぎるくらいの注意が必要です。暴言を吐きたくなっても、きっと職員に暴言を吐いても強く語っても意味がないので他の方法を考えるべきです。
今回の件、明石市長の大きなミスだとは思いますが暑くて本気の頑張りが見える明石市長である泉房穂氏のことは好きです。
今後も誹謗中傷、職員の嫌がらせ等が多々あると思いますが上手く乗り切り、さらに頑張ってもらいたいです。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。