人の話を聞く時は一方だけの話を聞いても無駄!の話

夫婦喧嘩
人の話は一方だけの話を聞いても真偽はわかりません。特にトラブルが発生した時は自分の利益になることしか言わず、自分の間違いや悪い部分は言わないことが多いです。真偽をハッキリさせるためには利害関係者を集めて同時に話を聞く必要があります。別々に話を聞いていると、その場にいない人に悪いことや責任を押しつけるような話になってしまうので、利害関係者を全員集めて話をしないと意味がありません。
みんな自分は悪くないということばかり主張、自分が悪い部分はわかっているのかいないのかわからないですが言わず、その場にいない人に全ての責任を押しつける。笑えるくらいこのパターンばかりです。
このことは仕事だけでなくプライベートでも同じ。プライベートの場合は夫婦間の問題や親子問題や姑の問題。愚痴などの話を聞く機会がある時は関係者の中の誰か1人からの話。自分は悪くない、これだけ大変な生活をしていて、あいつやこいつはこれだけ悪い。だいたいこんな感じの話ばかりです。
家族の愚痴を言うのも聞くのも自由ですが、わかっておいた方が良いことがあります。聞く側の心構えとしては、人の家庭内の話は絶対に理解することができないということ。家庭内の話は家庭内で解決するしかないということ。愚痴を聞くことで愚痴っている人のストレス解消を手伝うのは暇だったら良いと思いますが、家庭内に絶対に首を突っ込むべきではないということです。
愚痴を言っている人は自分の主張ばかりで、自分の悪い部分を全て話をすることはありません。片方だけの話を聞いてもそこに真実は絶対にありません。もう片方も同時に一緒に話を聞くことで真実が見えてくることがあるかもしれませんが、家庭の問題の場合は長年の積み重ねによって感情がよじれてしまっていることが多いので、第三者が仲裁に入っても全く意味がありません。相談されて、気になっても心配になっても放置して自力での解決を促すべきです。
家庭内のことは複雑怪奇で、積年の恨みなどがあったりもするので家庭外の人に理解できるようなことではないのです。私自身が子供の頃、面倒な家庭で育ってきました。このことは家庭外の人にどれだけ説明しても絶対に伝わる話ではないと思っています。
家庭に関することで愚痴や悪口を言う場合に考えておくべきことがあります。夫が妻の愚痴や悪口、妻が夫の愚痴や悪口を言うということは自分で自分をけなしているのと同じことです。あなたが一番大切だと思った人に対しての愚痴や悪口を他人にすることほど愚かなことはありません。
誰が選んだわけでもなく、あなたが選んだ妻であり夫です。不満に思うことも沢山あると思いますが、それは2人の間で話し合って解決していくべきことです。友達や知り合いに愚痴を言うということは自分がどれだけダメなのかをさらけ出しているだけです。黙って優しく聞いてくれる友達もいると思います。しかしそのことで何か改善したことはありますでしょうか。きっと何も改善せず、何年経っても不愉快な生活の無限ループ。
ゴールデンウィークの最終日。
自分への戒めを込めて書きました。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。