ゼロ回答案件を期日まで引っ張ることの無意味さ!の話

契約
仕事の受発注の話をしている時に即答をできない場合もあると思います。期限を決めての返答。
本来は即答できる人同士で打ち合わせをし、細かな部分までお互い即答で打ち合わせを進めていくべきです。
どのような内容の打ち合わせでも同じことが言えますが、特に受発注に関する打ち合わせはお互いの効率やコストに大きく影響してくるので即決即断が基本だと思います。
即決即断ができない人同士の打ち合わせに何の意味があるのか、持ち帰って上司と相談して返答しますばかりの打ち合わせは時間の無駄でしかありません。
受注できないことが今わかれば、すぐに別の受注のために動くことができますが数日や1週間程度返事を保留されてしまうと他の仕事を受注することもできず1週間が無駄に流れていきます。
返答を1週間程度先延ばしにする場合であっても、ほぼゼロ回答になってしまう場合は決定をすることができない担当者にもわかっているはずです。ゼロ回答の確率が高い場合は自分の判断で全て断るべきです。
受注側はなければないでどうにかなる場合が多いのです。受注できないと破綻してしまうからどうにかしてくれ!との話であれば別ですが、ほとんどの場合は受注がどうによりも即決の方が助かるはずです。
期日まで引っ張るどころか期日を守らない担当者は言語道断です。時間とお金の無駄ですので早めに付き合いをやめときましょう。

金融機関の場合

金融機関の場合はもっとわかりやすいです。絶対無理な場合は即答で断ります。絶対に大丈夫な場合も即答で返答して融資を実行します。
数字だけで簡単に判断できる場合は融資実行時もダメな時もほぼ即答です。検討の余地がないとういうことです。
にもかかわらず1週間から数週間待たされることが多いと思います。信用保証協会がなんたらとか、上司がなんたらとかいろいろな理由で返答を先延ばしされると思います。
絶対とは言い切りませんが、このような場合95%以上が担当者が迷っているだけです。無理な場合は即答で断ります。無理ではないけど、良い案件ではないから返事を先送りにしたいので即答されずに待たされます。
本当に保証協会の返答次第の場合もあるとは思いますが、プロなんですからその書類を提出すればどのような返答がくるかはわかっているはず。もしわかっていなければ能力不足ということになりますが、融資拒否の理由を保証協会のせいにする場合も9割以上は嘘です。
ダメそうな場合は保証協会に書類を提出する時点でわかっているはずですし、どうすれば保証協会がOKをするかは完全に知っていますので借りられるようにするのは難しくないことなのです。

金融機関が返事を先延ばしをして断る時

担当者が貸したくないと判断したから断ってきただけです。
即答で断るべきところを空気を読んで断るのを先延ばしにした可能性はゼロではありませんが、リスクを考えて責任を負いたくない、貸したくないから断っているだけです。
数字を見て絶対に無理という状況でなければいくらでも案はあるのです。貸したい、貸すべきと担当者が思った時は貸すことができるための追加書類依頼や書類内の表現の変更など、融資が可能になる方法の指示をしてくれます。
即決ではなく、待たされて提案などなにもなく融資を断れれた場合は担当者が貸したくないと思ったから貸さなかった。ただそれだけです。
銀行担当者も仕事ですので貸したくない相手、リスクを感じる相手には貸すべきではありません。でも断る時は正直に貸そうと思えば貸せますが、リスクを考えた結果あなたには貸したくありません。と正直に言うべきだと思います。
正直に言うと激高する人もいると思いますが、多くの人は正直に言ってもらえた方が今後のためになりますし、話のつじつまが合い納得できると思います。
受発注の打ち合わせであっても、金融機関との打ち合わせであっても基本的な部分は即決で正直にいきましょう。
期限ギリギリまで待たせてゼロ回答とか、ゼロ回答に近い状態の返答はあなたの能力のなさとしか感じられないです。ゼロ回答なら即答か決めた期限より早く返答する。
お互いに効率良く仕事を進めていきたいものです。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。