徹夜など長時間労働の仕事効率はどうなのか!の話


確定申告期限まで残り一週間。
会計事務所は過酷な長時間勤務が続いてしまっているところが多いのでしょうか。
10年くらい前は会計事務所に勤務していて、使われている身ということもあったので1月から3月まで休みはほとんどなく、確定申告期間である2月中旬から3月中旬にかけては終電までに帰れることはほとんどない状態。
終電で帰れる日があると、終電で帰れることに幸せを感じていました。
毎日が寝不足で疲れていましたが、何度も何度も限界を超えるたびに頭が冴えてきて仕事能力がアップしていくという感覚がありました。
当時は夜中から明け方にかけての仕事は頭が一番冴えていて、効率良く仕事を進めることができる時間だと思っていました。
2時か3時に家に帰り、翌日というか当日の9時には仕事がスタートしている状態。
数ヶ月や年単位で続いていたわけではなく、当時は若かったので過労死とか病んでしまうとかそういう感じは全くありませんでしたし、そんなことを書きたいわけでもありません。
やっている本人が頭が冴えてきて効率が良いと感じてしまう長時間の仕事、夜中に仕事をすることについて書きたいと思いました。
納期などの関係があるので、短期的には長時間労働をしなくてはいけない場合もあると思いますし、人によって体力が違うので効率が落ちてくる仕事量は個人差が大きいと思います。
量では計れませんが、疲れの限界を超えて頭がスッキリしたと感じた時。
頭がスッキリして仕事がものすごいスピードと精度で進んでいると感じた時。
そんな時は要注意です。
そう感じて仕上げた仕事の内容を後になってチェックしてみると、どうしてそのような処理をしたのかトンチンカンな状態になってしまっていることが多いと思います。
単純な間違いをしている場合も多いですし、どういう理由で間違ってしまっているかわけがわからなくなってしまっていることも多々あると思います。
納期が短いシステム開発の現場では深夜までの作業が続き、バグが増え、その修正のためにさらに仕事時間が長くなりバグが増えていくという悪循環状態。
みんなで過労死寸前まで頑張っても質の良いものができるはずもなく、バグだらけでわけのわからないものが出来上がってしまうので、質以前の問題ですね。
大手インテグレーターなどの実情はヒドイものです。
過労死してしまう人はどの程度かわかりませんが、鬱病になり離脱してしまう人の多いこと多いこと。
たしかに頭もおかしくなってしまうと思います。
私が勤務をしていた会計事務所はどうだったか。
体力だけはあったおかげで、長時間労働中に何度も何度も限界を越えたと感じることがあり、今度こそ無理だと思っていた疲れの限界を超えた時ほど、その後に良い案が閃くことも多く、作業スピードも上がって快適に仕事をすることができていました。
確定申告書の完成時は検算もして顧問先の人に申告書を渡します。
この後、申告書や申告の元になった書類のチェックは一切やりません。
見直しやチェックをするのは税務調査の連絡があった時。
個人事業主に税務調査はほとんど入りませんので、頭がぶっ飛んだ状態で作成した確定申告書をもう一度見直す機会はほとんどありませんでした。
税務調査が入ってしまった時は見直しや確認作業をするのですが、何をどう考えて計算をしたのか全くわからないことも多々ありました。
計算ミスや法令や特例の解釈、適用ミスというも何がなんだかわけがわからない状態。
そんな状態なので税額の増える部分と減る部分があり、トータルので税額が大きく変わることは少なかったのですが、とにかくあのメチャクチャな状態はかなりショックを受けていました。
疲れきっていて適当にやってしまった記憶があれば、納得なのですが。
自分の中では頭はスッキリで最高の仕事をしたつもりだった申告に限って、内容がわけのわからないことになっていたことがショックでした。
こんなことは何度も何度も繰り返し、疲れの限度を超えて頭がスッキリしたと感じた時は脳みそがおかしくなっているので仕事をストップした方が良いと気付いたのですが。
当時は自分の意思で金額や仕事量をコントロールすることができなかったので15年くらいはおかしな状態を続けてしまっていました。
激安だったので文句言われたりトラブルになることはほとんどありませんでしたが、当時を振り返ると、あれは仕事と呼べないなぁって思います。
安ければ良いという依頼主、それを受ける方共にダメだと思います。
高ければ良いというものではありませんが、仕事量と質に対しての適正価格から大きくズレてしまっている仕事はまともに仕上がらないと思います。
金額だけでなく納期も同じですね。
ムチャクチャな納期の仕事は質のひどさったらありません。
製造業や建設業など全ての業種に当てはまると思います。
自分のこととして気を付けたいのは、短期間であっても限度を超えた長時間労働は質が落ちてしまう可能性があるということを認識して仕事をすること。
疲れの限度が越えて頭がスッキリした時は脳みそがおかしくなってきているので、とりあず1時間くらいは寝てから作業をリスタートする。
これだけでもとんでもない仕事をかなり減らすことができると思います。
逆に発注する場合は限度を超えた量の仕事をしている人には頼まない。
これは激安の業者には発注しないということとほぼイコールだと思います。
激安ですと質の悪い人が作業をするか、長時間労働をして薄利を埋め合わせるか。
高額を支払いつもりはありませんが、適正価格以上の業者とお付き合いしたいです。
お互いに適正価格での付き合いをしたいです。

この記事を書いた人

山口 健一