LINEを仕事で使いたくない人の思考!の話

LINE
ツイッターに流れてきた私がLINEを使わない理由という記事に反応して書きました。この内容に反論したいのは最初の一部分だけであり、後は普通にLINEについて考えて書いてみます。

50代男性が愚痴をこぼしていた。
「わが家は妻と娘2人と私の4人家族。家で男は私だけということで、家庭内で私が浮いた存在だなあという認識はありました。そこで、家族をLINEでつなげば風通しが良くなるからという娘の提案もあり、4人でLINEグループを作りました。でもダメですねえ。娘ばかりか妻までもが私をほったらかしにしてスタンプだけのやり取りで会話するんです。私も必死に絡もうと文字を書き込むんですが、<文字そのものがうざい!>の一言で却下。いわゆる<外されている>状態です。スタンプだけの会話。梶原さんどう思います?」

記事の最初の1文です。本題とは全く関係ありませんがあまりにも気になったので。
これは間違いなくLINEの問題でも家族の中で男が1人だけであるということも全く関係ありません。「あるある」との共感も本当なのかよくわかりませんが、この話は人と人の信頼関係の話であり、LINEも家族構成も全く関係のない話です。
家族の中で男が自分一人だからなんたらとかの話はよく聞きますが、阻害されているのであればその構成は関係なく、その人の人間性の問題なのです。家族構成やLINEのせいにして逃げるのはやめましょうw
本題にもどります。ここからが本題です。

仕事でLINEを使うことのメリット

送信した瞬間に相手に通知が届くこと、何も返信をしなくても既読になることで送信した内容を相手が確認した(ちゃんと読んだかはわかりませんが)ことがわかること。
他にもメリットは沢山あると思いますが、この2つは非常に大きなメリットです。メールの場合だと届いたこと、読んだことを伝える「了解です」との連絡は必須ですが、LINEの場合はその一言の返信も、その一言返信を読む必要もありません。
メールのような面倒な挨拶や署名などもなしに、要件だけでやり取りをすることができることも魅力です。
仕事の進め方はキャッチボールのような感じで進むことが多いです。自分がやるべき処理をして相手に投げ返す、受け取った方が自分がやるべき処理をしてまた相手に投げ返す。この繰り返しになります。
LINEでのやり取りの場合、送信した瞬間に相手に通知が届くこと、相手が読んだことがわかることでこのキャッチボールのようなやり取りが郵便や電話、FAXやメールと比べてスムーズに早く進みます。

LINEのメリットがメリットとなるためには

即決即答ができる人同士でないと全く意味のないやりとりになってしまいます。
相手の要望や依頼に対してすぐに回答や対処できない場合もあります。その場合はすぐに対応できないこと、どれくらいの時間で対応ができるのか見通しのがつくのかを即答する。それができない人と仕事でLINEを使ってもメリットは極小です。
相手の要求に対しては原則即答。即答できない場合は返答できる日時か見通しのつく日時を即答。これはLINEでのやり取り関係なく必要なことです。
これができない人と仕事でLINEを使っても全く意味がありません。

仕事でLINEを使うことのデメリット

メリットとデメリットは裏返しです。通知がきてしまうこと、既読になってしまうこと。このことをデメリットと感じる人が多いと思います。
LINEの問題ではなく、このことがデメリットと感じてしまうのであれば今の仕事辞めた方がいいです。
通知がくることを助かると感じることができず、内容確認をしたことが相手に伝わってしまうことが嫌とか辛いと感じてしまうのであれば今の仕事は向いていない、合っていない、どのような理由であっても無理なのだと思います。
通知がきたら可能な限り早く内容を確認する。そして原則は即答。即答ができない場合は即答できるまでの時間か即答できる見通しがつくまでの時間を即答。
内容確認をするだけで返答の必要がないと判断したLINEについては返答をしない。ただこれだけのことです。これが難しいのであれば、今やっている仕事はロボットやAIに置き換えられてしまいます。

それはLINEのせいなのか?

これはプライベートLINEでも全く同じで、既読スルーがなんたらとか返事が困った時用のスタンプを用意しているとか、そんな感じだったらLINEやめちゃった方がいいと思います。
それはLINEのせいではなく、きっとあなたの性格でありあなたの能力なのです。一番最初に書いたことと全く同じでLINEのせいではないのです。
LINEが存在しなくても別の形で上手く対処できずに困ったことになってしまうはずです。絶対に困ったことになるはずです。エビデンスなしですがw
頭の回転がある程度速い人でしたらLINEは快適だと思います。LINEが快適と感じない人は回転が遅いのだと思います。
既読スルーとか、相手の反応が気になるとか、おかしいです。仕事でもプライベートでもやるべきことをしっかりとやっている人でしたら、既読がどうとかいうことで人に文句を言われても気にならないはずです。
LINEが苦手と思っている人には共通点があると思います。絶対的に足りないことが多過ぎです。仕事でLINEを使うかどうかは別として、使うことができるかどうか、使うことでメリットの方が多いかどうか。能力次第です。
この辺の詳しい話とグループLINEの話、次回以降に書きます。1対1のLINEとグループLINEは別物で、複数の人とのやり取りはLINE以外のツールの方が有益なことがあると思っています。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。