松木安太郎氏を解説で使い続けることのメリット?の話

サッカー
ロシアワールドカップも残すところはフランス対クロアチアの決勝戦だけになってしまいました。ほとんどワールドカップは観なかったのですが、たまたまやることの切りがついた時に3位決定戦であるベルギー対イングランドの試合をやっていたので後半戦だけでしたが観ることができました。

ベルギーの高速カウンターのすごさに驚きました。後半戦の一部だけではありましたがリアルタイムでベルギーの高速カウンターを何度も観ることができて良かったです。
この試合の解説者が松木安太郎氏でした。今まで何度も書いていますが私は松木安太郎氏の解説が大嫌いです。

松木安太郎氏の解説

松木安太郎氏の解説は解説ではなく、応援コメンテーターです。以前自分で書いた投稿を引用します。

必要なのは解説者であり応援者ではない
これが全てです。「集中!集中!」というのは解説ではありません。ただの応援です。集中すべき場面というのは観ている人のうい9割くらいの人がわかります。逆に集中せず、力を抜くべき場面があった時に理由付きで解説をしてもらいたいのです。「集中」とか「最後の力を振り絞って走ってもらいたい」などは誰でも観ていてわかりますし、何度も言いますが解説ではなく応援です。
テレビを全く見ない私です。テレビが大嫌いな理由の1つにサッカーの解説のバカらしさ、視聴者をバカにしているのがわかるこの姿勢があります。視聴者をバカにしているから松木さんを解説に使い続けるんです。誰が応援を聞きたいのでしょうか。私が少数派なのでしょうか。

これは私の好みを書いただけで、なぜ嫌なのか、松木安太郎氏を解説者として使うべきでないかということは今まで書いていませんでした。今日は書きます。

ベルギー対イングランドの試合後のツイート

ベルギー対イングランド戦の解説も松木安太郎氏でした。「もう一回競ってプレイ見てーなー!イングランドの」などの松木安太郎氏のコメントが嫌気されていないようなので、試合後の下記のツイートをしました。誤字が残念過ぎですw

夜中の私の嫌な感じのツイートに対してわかりやすい返信ツイートを頂くことができました。


やはり松木安太郎氏の解説が嫌いな私は少数派であり、松木安太郎氏はわざと楽しく観てもらえるようにあのようなコメントをしているとのこと。たぶん自分が少数派であるとは思っていました、実際に自分が少数派なのか多数派かわからなかったので自分が少数派とわかりスッキリとしました。

松木安太郎氏を解説者として使うメリット

サッカーが全くわからない人、サッカーのルールもわからない人にとってはとっつきやすいと思います。解説ではなく応援コメントですから、サッカーを知らない人と同じレベルで同じコメントをするので聞きやすいと思います。
オフサイドなどのサッカールールを知らない人にとっては松木さんの応援コメントは心地良く感じるのだと思います。好感度が高いことから、特に日本代表戦は視聴率のことを考えてテレビ局が松木安太郎氏を起用しているとの声もありますが、視聴率に最も影響を与えるのはその時の日本代表チームの強さです。負け続けていれば視聴率は低く、観客動員数も少ないですが勝ち続けている時は誰が解説をしても視聴率は変わらず良いはずです。

松木安太郎氏を解説者として使うデメリット

私は松木安太郎氏の解説は解説でなく、ただの応援であることが嫌なだけでなく今後のサッカー業界にとってプラスになることが少ないと思っています。
私のようなサッカー素人ではあるけど、自分だけでは観ていて気付くことができない戦術などの解説を少しだけ聞きたい(専門的な話をガッツリではなくほどほどというところがポイントですが)人によっては松木氏の応援コメントは非常に不愉快ですし、テレビ局やサッカー業界に対しても不愉快な気持ちになります。
松木氏の解説を不愉快と思っているこの層というのは、実はサッカー業界にとって一番重要なのではないでしょうか。松木氏の応援コメントを楽しいとか心地良く感じる人達よりもサッカーの楽しさを教えればほどほどのペースでスタジアムに足を運ぶ層になると思いませんか?
松木氏の解説が好きな人、どのような人達でしょうか。今後さらにサッカーを好きになったりサッカーをやり始めたり、スタジアムに足を運んでくれそうな人達ではないと思います。サッカー業界にとってメリットの非常に少ない層の人達と言えます。この層の人達がまめにスタジアムに通い、グッズを買ってホームチームの地元へお金を落としていく可能性があると本当に思っているのでしょうか。
松木氏の解説の好きな人は商売として一番割に合わない層だということは誰にでもわかることだと思うのですが。わかっていてやっていることが非常に腹立たしく感じます。
サッカー経験者などにとっては誰が解説をやっても好みの問題で邪魔なことが多いのであまり気にしないことだと思います。嫌だったら音を消せば良いだけですし。この層の人達は解説者が誰であってもサッカー業界への影響は変わらないと思います。すでにスタジアムに足を運んでいる人も多いと思いますし、解説者の良し悪しでサッカー業界に与える影響は少ないです。
サッカー業界にとってメリットのない人達に
媚びて、視聴率を少しでも稼ぐことにどのような意味があるのでしょうか。本当に松木氏を解説者として起用することで視聴率が良くなるかどうか非常に疑問ですが、仮に視聴率が良くなるとしてもメリットがあるのはテレビ局だけ。スポンサーにメリットがあるかどうか商品次第ですね。その層に合う商品にとってはメリットあると思いますし、そういえば日本代表戦時のCMってそんな感じの商品が多いですよね。

今後の日本サッカー

ロシアワールドカップでグループリグを突破したこと、イニエスタとトーレスがJリーグでプレイすることで一時的に観客動員数は増え、日本代表戦などの視聴率は少し上がると思います。しかし中期的には衰退だと思っています。

衰退していくと思う理由

日本代表監督選びにしても一貫性や論理性が全くないこと、Jリーグのステージ制度や開催日程、J2以下の入れ替え戦なども含めた日程など、論理的に不適切と思われる状態が続いています。
日本サッカー協会が日本のサッカー競技人口増加とサッカーファン増加を最優先として考えていないと思われる部分が多すぎます。短期的なことだけを考えていることは間違いないと思います。
次の日本代表監督に関するニュースがたまに流れてきます。この4年間の総括や反省もなく、中期や長期的な戦略もなくいきあたりばったりの代表監督選び。下の世代の監督選びはもう少し論理的で中期的なことが考えられているはずなのに、フル代表のことになると絡んでくるお金が大きすぎるからなのでしょうか、短期的で非論理的な監督選びになってしまうことが多いと感じます。
一番Jリーグ発展に貢献しない層である松木氏の解説を好む層。短期的な美味しい汁を吸うためにそこに群がり続けているとサッカー界にとって取り返しのつかない事態になってしまうと思います。
日本サッカー業界の衰退は非常に残念ですが、しばらくは残念な方向へ進んでいく状況を見ることになってしまいそうです。
この危機的な状況、早くサッカー関係者のお偉いさんが気付いてくれることを願っています。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。