サッカー日本代表監督交代は意味があるのか?の話

サッカー
4月9日にサッカー日本代表監督であるハリルホジッチ監督が解任されました。6月14日から始まるワールドカップまで2ヶ月ちょっとの状態での解任。ハリルホジッチ監督が率いるサッカー日本代表の試合は見ていてもつまらなくて弱い。ワールドカップも全然見たいと思わない。と思っていたのですが、このタイミングでの解任には驚きました。
西野朗さんが後任の監督に決まりました。1996年アトランタオリンピック時にマイアミの奇跡と呼ばれるブラジルに勝利した時の監督です。
2002年から2011年までガンバ大阪の監督としてJリーグ制覇やナビスコカップや天皇杯の優勝、ACL2008優勝など監督としてかなり優秀な成績を残しました。しかしガンバ大阪の前に勤めた柏レイソルの監督時代、ガンバ大阪監督退任後のヴィッセル神戸、名古屋グランパスの監督時代は目立った功績は残していません。むしろ降格争いをしていたことが多く、成績不振が理由で解任されています。
以上のように西野朗監督の監督としての手腕は特別に優れているわけではありません。これが実績十分なスペシャルな人への監督交代でしたらまだわからなくはないのですが、この程度の監督に交代するためにハリルホジッチ監督を解任したという判断は理解に苦しみます。
ブログでも何度か書きましたが、ハリルホジッチ監督のサッカーは観ていてつまらないですし勝てないので嫌いです。しかしワールドカップまでの契約なのでハリルホジッチ監督は当然ワールドカップをターゲットに指揮をしてきたはずです。全敗でボロボロの結果で終わってしまったかもしれません。それはそれで先につながるから良いのではないでしょうか。ダメそうな監督はもっと早く交代させなくてはいけないということが身に染みてわかると思います。
ことはそんなに単純なことではないと思います。単純に早く監督交代をさせれば良かったということだけではなく、監督選考方法の再検討、監督がダメ監督だった場合に誰が責任を取るべきかの検討などなど。日本サッカー協会内の自浄作用は、相撲協会並にダメそうなので期待はできませんがw
今回ワールドカップ2ヶ月前に監督を交代させたことにより、今年のロシアワールドカップの試行錯誤、トライアンドエラーは全くできずに終わってしまいます。グループリーグ全敗だった場合、これが一番可能性が高いのですが全敗の責任と理由、そしてその理由を受けて今後どのように進んでいくかということが何もできません。
全敗しても理由がハリルホジッチ前監督のせいなのか、西野朗監督のせいなのか、監督交代を決めた日本サッカー協会のせいなのか、選手のせいなのか、全く何がなんだかわからない状態です。きっと負けた場合は今書いた要因全てが原因だと思うのですが、ワールドカップ後に何もつながらないです。
ワールドカップ後につなげるためには、このタイミングでハリルホジッチ監督を解任すべきでなかったと思います。全敗をしたらしたで先につながるじゃないですか。その辺の細かい分析はサッカーが詳しい人やプロの人にお任せします。
今そこにあるワールドカップ、2ヶ月後に開催されるロシアワールドカップが重要だということはわかります。しかし今の日本サッカーの状況はそんなことやっている場合ではないです。サッカー日本代表もJリーグもかなり危ない方向に向かってしまっていることを日本サッカー協会は認識するべきです。
ロシアワールドカップの結果がどうであっても試行錯誤、トライアンドエラーになっていないのでワールドカップ後には何もつながりません。仮にグループリーグを突破したとしても、その先の4年、8年、12年には全く良い影響を与えないです。
まだロシアワールドカップまで2ヶ月ある今、ベンゲル氏がワールドカップ後のサッカー日本代表監督候補であるとの報道が流れています。ワールドカップ前に時期監督候補の報道が流れるなんて、今後もダメなような気がしてしまってます。
ロシアワールドカップ後に、今度こそは試行錯誤、トライアンドエラーを継続することで先につながるような監督選びと代表チーム作り、そして日本サッカー協会の浄化が進むことを願ってます。
2018年6月9日追記
サッカーに関しては他にも下記の投稿をしています。
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この記事を書いた人

山口 健一

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