禁煙店である飲食店の入口に灰皿を置く意味!の話

灰皿
串カツ田中の85%程度の完全禁煙店としての営業が6月1日からスタートしました。
5月11日発表時は分煙店と喫煙室検討店合計が22店舗でしたが、本日6月2日に各店舗の状況を確認してみたところ、分煙店が13店舗、喫煙専用室検討店が5店舗、合計18店舗が喫煙店という状況でした。
喫煙室検討店は店舗サイトを見ても喫煙室が設置されているか、現在も検討中なのかがわからない状態です。電話で確認するか、実際に行ってみないとわからないです。
分煙店と喫煙専用室検討店の合計店舗数が22店舗から18店舗と、4店舗減ったのは良いことですが、喫煙専用室検討店が実際に喫煙室が設置されているのか、まだ検討中の状態であるかが記載されていないことは大きなマイナス点です。
喫煙専用室を設置するのかしないのか、早く決めてサイトで明確にすべきです。「喫煙専用室設置の検討」と書かれただけの状態だと喫煙者も非喫煙者も行きにくい状態が続いてしまいます。分煙点や喫煙と態度を明確にしているお店よりも現在も態度を明確にできていない店舗の判断の遅さ、喫煙店よりもダメなお店です。
現在も公式サイトに「喫煙専用室設置の検討」と記載されているのは下記5店舗です。
・平岸店
・函館五稜郭店
・代々木店
・吉祥寺店
・新横浜店
串カツ田中の店舗ごとの禁煙店・喫煙店の詳細サイト
https://kushi-tanaka.com/restaurant/img/non-smoking.pdf
実際はすでに喫煙専用室が設置されていたり、設置しないことが決定しているのかもしれませんがサイトには上記5店舗はまだ検討中との表記になっています。
実際にまだ検討中であるのであれば、経営者失格の判断力の遅さです。非常に重要なことであり、時間をかけて決めるようなことではないのでどちらにする場合であっても即決すべき事項です。これを即決できない人が経営しているお店には食べに行きたくありません。
本題です。
串カツ田中だけでなく、飲食店の中には店内は完全禁煙ですが店の入口に灰皿が置かれているお店があります。何のために店内を禁煙にして、店の入口に灰皿を置いているのでしょうか。
きっと喫煙者にも非喫煙者にもお店に来てもらうためなのだと思います。が、店の入口に灰皿を置くことで喫煙者と非喫煙者に好かれると本気で思っているのでしょうか。
普通に考えたら喫煙者にとっては店の外までタバコを吸いに行くのは面倒で嫌、非喫煙者にとっては店の出入りをする時にタバコの煙の煙を吸うこととタバコの臭いが付いてしまうことが嫌。入口の開け閉めの時に店内にタバコの煙が入ってくることが嫌。
両方に好かれようとすること、それもこんな中途半端なことをして対応をすれば済むと思っている飲食店は嫌です。店内を禁煙にして、店の入口に灰皿を置いて喫煙してもらう。これはお店として最悪の選択だと思います。この思考に至る理由を考えれば考えるほどそのお店に行きたくなくなります。料理もそんな適当な気持ちで作っているのでしょう。
どうして禁煙店にするのか、その意味がわかっていないのなら禁煙店にしても意味がないと思います。意味や意義がわからずに禁煙店にしても業績は絶対に良くなりません。先は長くないと思いますが、意味や意義がわからなく禁煙店にするくらいでしたら喫煙店で続けた方がお店の寿命は長くなります。
禁煙店にする場合は意味を考えて、意味や意義をしっかりと理解してからにするべきです。中途半端なことをしてどうにか経営を続けることができる時代ではないのです。
タバコを吸いながら飲食をしたいだけの人にお店に来てもらいたいのか、美味しいものを食べたいと思っている人にお店に来てもらいたいのか、今はどちらを取るかしっかりと決めないと飲食店の経営は行き詰まってしまいます。
判断が遅れれば遅れるほど厳しい状況になってしまいます。今決めなくてはいけないのです。
2018年6月16日追記


非常に美味しいラーメン店である「麺屋 庄太 六浦店」。
本日の魚介らぁ麺も最高のお味でしたがお店の目の前に灰皿が置いたあったことは非常に残念でした。
次回行った時にまだ灰皿が置いてあったら店員に言ってみようと思っています。
その時のやり取りは追記で書きます!

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。