今はデジカメが全盛ですがフィルムカメラしかなかった時のこと覚えてますか?の話

カメラ
デジタル一眼レフ全盛となりフィルムカメラは忘れ去られてしまっています。
私もすっかり忘れていました。
2000年10月に「NIKON U」というエントリーモデルの一眼レフを買い、3ヶ月ほどで物足りなくなり「NIKON F100」に買い替えました。
ニコン F100の公式サイト
当時NIKONからはプロ用のF5というカメラがあり、F100はその次に位置するアマチュア用としては一番高額なカメラでした。
それでも連写は5コマ/1秒。
当時は速くて驚きましたが、今のデジタル一眼レフではエントリーモデルと同じくらいの連写速度でした。
フィルムカメラなので連写をしても、最大で36枚撮りフィルムしかなかったので37連写か38連写が限界。
サーフィンの写真を撮る時は激安のネガフィルムを使って現像だけしてもらい、フィルムスキャンでデジタル化をしていました。
コストと手間がかなりかかるのと、撮るよりも自分がサーフィンしている時間を最優先にしていたのでサーフィンの写真はあまり撮っていませんでした。


波が良かった時にまともに撮れたのはこの日くらいしか記憶にありません。
フィルム代は忘れてしまいましたが、36枚撮りの安いネガフィルムでも300円くらいはしていたと思います。
そして現像代は500円でした。
フィルム代と現像代を足すと1本当たり800円です。
10本撮ると360枚くらい、フィルム代と現像代を足すと8千円。
現像してみないと失敗しているかどうかもわからない状態。
バカらしくてやってられないです。
今はデジタル一眼レフでサーフィンの写真を撮る時は、ちょっと波が良い時で千枚くらい。
波がかなり良い時だと3千枚くらい撮ります。
撮ってなんぼだと思いますし、運も多分に影響しますので、フィルムカメラ時代に良いサーフィンの写真を撮れなかったことに今さらながら納得しています。
サーフィンの写真を撮らずに何を撮っていたかというと、女の子ばかり撮っていました。
ホームページで無料で撮影させてくれて、ホームページ掲載してもOKな子を募集して撮っていました。
お互いに報酬は発生せず、費用は全てこちら持ち。
その代り宣伝用、撮影モデル募集用としてホームページに写真掲載をさせてもらう。
最初のうちはなかなか応募者がいなかったのですが、数人掲載したあたりからは応募者が増え、数年間で数十人くらいの子を撮らせてもらいました。
2003年まではF100とF80の2つの一眼レフを使って撮っていました。
それ以降はデジタル一眼レフに移行して2005年秋くらいまで女の子を撮っていました。
撮影は横浜市内の大きな公園ですることが多かったです。
フィルムはリバーサルフィルム(ポジフィルム)を使って5本から10本くらい撮っていました。
現像をしてもらってフィルムスキャナでデジタル化。
全写真をモデルをしてくれた子に送り、欲しいと思ってくれた写真は全てプリントして送っていました。
それと同時に自分のホームページに撮らせてもらった写真を掲載。
アスティアかプロビアを使っていました。
デジタルカメラと違って感度変更は簡単にできないのでプロビアを増感して使ったりしていました。
フィルムは1本千円くらい、現像も1本千円弱くらいだったような気がします。
フィルム代と現像代を足すと1本2千円くらい。
5本撮影で1万円、10本撮影で2万円。
今考えてみるとビックリするくらい高いですね。
フィルムスキャナはニコンのSUPER COOLSCAN 4000を使っていました。
SUPER COOLSCAN 4000公式サイト
今サイトを見て驚いたのですが定価が20万円くらいなんですね。
いくらで買ったか覚えていませんが、安くてもきっと15万円くらいはしたと思います。
当時から浪費家だったみたいです。
フィルム10本撮影したとして360枚分のフィルムスキャン。
まず最初に解像度を落とした選択用サムネイルを作り、気に入った写真を選んで本スキャンをしていました。
サムネイルを作り、写真を選択して、本スキャンをするだけで6時間以上はかかっていたと思います。
それから本スキャンをした画像補正。
当時もフォトショップを使っていましたが、今ほどは性能が良くなくて。
表情が好みの写真があっても色を出すことができず、仕方なくモノクロ写真として掲載せざるをえなくなった写真が数多くありました。
今考えるとコストも時間も次元が違いすぎて、絶対にあの頃に戻ることができません。
写真1枚あたりの金額コストも時間コストも桁違いに下がっているので、昔と比べて良い写真が撮れるのは当たり前だと思っています。
フィルムカメラだったら1年に1枚くらいしか撮れないくらいのクオリティーの高い写真、今使っているD500だと1年に何百枚も撮れてしまいます。
苦労をして、お金と時間をいっぱい使いましたがとても楽しい時間でした。
そしてフィルムからスキャンしてデジタル化して、性能の悪いプリンターでプリントしていたことで色の勉強を沢山することができました。
画像の色に関する話。
デジタルカメラのことも書きたいこと沢山あります。
追記か別投稿でまた書きたいと思っています。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。