仕事でグループLINEは有用か?の話

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前々回は仕事でLINEを使うことのメリットとデメリットについて、前回は大多数の人が仕事でLINEを使うことを嫌がりそうな理由のことについて書きました。
LINEを仕事で使いたくない人の思考!の話
大多数の人が感じるLINEを仕事に使うことのデメリット?の話
今回は1対1の仕事のLINEではなく、グループLINEのことについて書きます。

仕事でグループLINEを使う場合

仕事でグループLINEを使うことで複数の人達と情報ややり取りの内容を共有することができるので、仕事でグループLINEを使うことは非常に有意義なことです。
LINEを使っていない人、LINEを使えない人が少ないというのも仕事でグループLINEを使うことの敷居の低さ、使いやすさの大きな理由となっています。

グループLINEの欠点

誰が既読で誰が未読なのかがわからないこと、グループ内の特定の人だけに通知が届くような送り方ができないこと、やり取りが多くなるとわかりにくくなる。

誰が既読で誰が未読なのかわからない問題

3人まででしたら問題ありませんが4人以上になると全員が既読にした時以外は伝わっているのか伝わっていないのか、誰に伝わっていないのかがわからなくて面倒な状態になります。
誰が既読にしたかを確認するために既読した人は必ず返信をするというルールも良いですが、人数が多いと返信の通知が多くなるので非常にウザくなってしまい、そして意味のない返信LINEが並ぶので重要な部分を読み損ねてしまう可能性が高まります。
プライベートのグループLINEは好きに使って良いと思いますが、仕事のグループLINEは読んだことだけを伝える返信は特殊な時以外はやるべきではありません。
読める状態になった時には絶対に読むという意識を持っている人同士でないと、上手く情報共有をすることは難しいです。同じ意識を持っている人同士でないと重要なやり取りをグループLINEですることができなくなり、全然役に立たないツールになってしまいます。

特定の人だけに通知が届く送り方ができない

グループLINEにメッセージを送ると全員に通知がいってしまいます。特定の1人だけに要件を伝えたくて、他の10人には時間ができた時にざっと参照してもらいたいだけであってもリアルタイムで全員に通知が届いてしまいます。
通知が届くと自分にとって重要な情報の可能性があるので、読まないわけにいきません。人数が少なかったり、メッセージ量が少なければあまり手間になりませんがメッセージ量が多くなると確認をするのがかなり面倒になってきます。
面倒になるだけでなく、自分にとって重要でないメッセージや緊急性のないメッセージが多くなってくるとチャックが甘くなり、重要なメッセージを読み損ねる可能性が高くなってしまいます。
スラックのようにメンション機能があれば、誰に対して伝えたいメッセージなのかを伝えることができ、さらに特定の人だけに通知を送ることができます。LINEもこの機能を実装してもらいたいです。
だったらスラックを使えばいいじゃん!という話になりますが、今スラックを使ったことない人にとってスラックを使うということは、リテラシーの問題で難しいような気がします。
使い方は全然難しくないのですが、LINEと比べるとやはり・・・といったところです。スラックには既読機能がないこともあり、読まなきゃ読まない奴が悪い!設定できない奴が悪い!という認識のある人同士でないと成り立たないツールだと思います。

やり取りが多くなるとわかりにくくなる

グループLINEの場合はやり取りが増えてくると会話を追うのが大変になってきます。
10人参加のグループLINEで複数の人達が3種類の話題や件名についてやりとりをしていると、何がなんだかわけがわからないやり取りになり、読み逃しが増えてきます。
同じメンバーであっても話題や件名ごとにグループLINEを作れば良いのでしょうが、話題や件名にまたがるやり取りがあった場合にはややこしいことになってしまいます。
ほぼ同メンバーで話題ごとや件名ごとのグループLINEは間違えや誤爆の元になってしまいます。全くメンバーが同じであればわかりにくいだけですが、微妙にメンバーが違う場合は間違いなく誤メッセージを送ってしまうことが多くなります。
グループLINEを仕事で使うと情報を簡単に共有することができ、非常に便利なツールではありますが、使い込めば使い込むほど、量が増えれば増えるほど不便や間違いが多くなってしまうツールです。
使っているメンバー全員が不便を感じていなければグールプLINEを継続して使い続けるのが良いと思いますが、上に書いたような不満や不便を感じているのであればスラックなどのチャットアプリを検討してみるべきです。
ググればいろいろなチャットアプリの説明や詳しい使い方がいっぱい出てくるので、ぜひスラックを中心にチャットアプリの検討をしてみてください。
どうして私がスラック推しなのかと言うと、私はスラックしかチャットアプリ使ったことがないからですw

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。