友達に仕事を頼まれる時に友達価格でよろしく!と言われたことないでしょうか。友達価格って何なのでしょうか。安くしろということ、それとも友達だから高く請求してくれということ。どちらなのでしょう。
私は友達価格で!とだけで言われたら遠慮せずに通常以上の金額を請求させて頂いています。私に友達価格でと依頼してくる人はそういう意味で言ってくる人しかいないでの躊躇せず請求します。
基本的に値引き要求というのは相手の仕事にその価値がないと言っているようなものなので、値引き交渉をされた場合、私は仕事を断ります。私の仕事内容、提示金額に不満があるのであれば他の人を探してもらいます。無理に私の提示額で契約する必要はありません。不満があれば他の人に頼めば良いだけです。
スタートアップ時のお金がない時などは余裕ができるまでは相談に乗ります。やるかどうかは内容と気分次第です。気が乗らない時は相手が困っていても受けずにお断りします。やると決めた場合はいくら安くても、無償期間があったとしても、その条件で受けたということはその仕事をやりたいとうことなので責任を持って最後まで仕事をやらせてもらいます。
私が発注する場合、値引き交渉はしないです。質と金額が比例していることが多く、金額よりも信頼性を重視したいです。サービス系の仕事はどんなことでも自分でやることができてしまうので、その手の仕事を依頼する時はかなり特殊で難しい案件。そんな時は信頼できる友達にお願いしたなくります。
友達に複雑な案件をお願いする時は友達価格でお願いします。私の言う友達価格は相場より高い金額です。状況によりあまり払えない時もありますが、それでも安値では絶対に頼みたくありませんし、頼みません。安値で頼みたい場合は質ではなく手間と時間を確保するための発注なので、適当な業者を別に探します。
スタートアップ時以外の、お金に困ってしまった時に友達に安値で仕事を頼むことはどう考えている人が多いのでしょう。いつも使っている業者を使うことができず、安値で頼むしかない状態というのは経営がかなり行き詰まっている状態です。そんな状態になってしまってから業績が回復する確率はどの程度なのでしょう。
今はこの値段でお願いしたいけど、業績が回復したらこのお礼は必ずする。というような話があるのだと思いますが、通常の状態をキープすることもできない会社、業績が悪い状態から通常の状態に戻せるわけがありません。可能性が0だとは思いませんが、通常ではなかなか難しいことだと思います。
業績回復させることが難しいことは本人が一番分かっているはずです。わかっているのに友達に安値で発注するという考え方はどうなのでしょう。やらかすだけやらかしておいて行方不明になってしまう人、皆さんのまわりにも一人や二人はいるのではないでしょうか。
業績が厳しい時に安値で頼むのもどうかと思いますが、友達には安値で発注するのが当然と思っている人達もいます。そんな人の集まりは良い状態が長続きすることはありません。元の部分の考え方がおかしいです。その時は良くても、今は良くてもその考え方の人達は安値でしか仕事を受けることができない人達ということ、能力不足であるということです。
私にも安値での発注が多々ありますが、嫌なものは受けずにお断りしているのでこの投稿は私の現状に対する不満ではありません。
今は自分で会社経営をしているので友達からや知り合いからの依頼を自分の判断で断ることができますが、会計事務所勤務の時は仕事を選ぶことができなかったので、やるべきでない仕事をすることも多々ありました。
友達価格、知り合い価格で仕事を頼まれて、仕事は徹夜に近い状態が一定期間続きますがダメな会社の処理に時間をかけても元がダメなものはどれだけ手間かけてもダメなんです。無断な時間を使い、そして成果物は極端にクオリティの低いもの。そして支払いをされることなく行方不明。
このパターンはお決まりです。安くて金額に合わない仕事、それも友達や知り合いなどからの仕事の場合は不幸な顛末になるパターンです。奇跡が起きる可能性はなくはないですが、みんなが不幸になるのでおかしな仕事は断りましょう。
基本的に昔からのいろいろな付き合いや感情が複雑に混ざり合う友達同士で仕事をまわしたり、一緒に仕事をするのは避けるべきことだと思います。大人になってからの友達ならまだ良いですが、小さい頃からの友達との仕事、トラブルになることの方が多いです。仕事と割り切っていても、付き合いの長い友達との仕事はなかなか割り切って考えることは難しいです。
仕事は関係が近い人とすればするほど、トラブルが起きた時は特大になってしまいます。親子、兄弟、親友、友達など。この順番でトラブルの大きさが変わってきます。だからこそ友達に安値で発注は避けるべきですし、受けるべきでもありません。