日大アメフト緊急記者会見!の話

アメリカンフットボール
2018年5月23日夜に日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督と井上奨コーチが約2時間の緊急記者会見を開きました。
事件の発生は5月6日。事件から17日経過、やっと記者会見を開いて指示の有無や指示の内容についてを公の場で話をしました。内容は既に報道されているとおり惨憺たる内容でした。
内容は内田監督も井上コーチも怪我をさせるような指示はしていなかったとのこと。

内田氏は「(QBを潰せの指示は)私からの指示ではございません」と言い、井上コーチは「僕がQBを潰してこいと言ったのは真実。彼に自分の闘志を出してやれとか、思い切りやって欲しいとかいろんな意味を込めて言いました。ケガをさせろとは言っていません」と語った。

井上コーチはQBを潰してこいと言ったことは認めたものの、危険な反則タックルをしてこいとの意味ではなかったと釈明。内田監督、井上コーチ共に宮川選手の解釈が間違っていたと、宮川選手に全て罪をなすりつける内容の記者会見でした。
これが真実であれば、なぜ事件から記者会見まで17日も時間がかかってしまったのか。17日も経過してから、それも宮川選手が先に記者会見を開いてからこのようなことを記者会見で話すことに何の意味があるのか。真実は闇の中ではありますが、内田監督と井上コーチのことを信じる人はさらに少なくなり、犯人と確信する人が増える記者会見となりました。
やってしまったことの責任を取るためには真実を正直に話して、真摯に謝罪をするべきです。謝っても何が解決するわけでもありませんが、まず謝罪するところからスタートすべきです。ごめんなさいがなぜ言えないのでしょう。やらかした直後に言い損ねると言いにくくなってしまうのはわかりますが、間違ったことをしてしまった時にすぐ謝るということは、人としてとても大切なことだと思います。
スポーツ関係の指導者や上層部は嘘をついたり、逃げ隠れをして沈静化を待つという手法を取るのは体質なのでしょうか。ルールを重んじるべきスポーツ関係者としてあるまじき行為だと思います。
相撲、レスリング、そしてサッカーも胡散臭い感じの話がありました。そしてアメリカンフットボール。どこの世界も腐っている部分がありますし、スポーツ界も例外ではないのでしょうが、スポーツが好きな私としてはスポーツ関係者の逃げ隠れをしたり嘘をつく姿は残念度が非常に大きいです。でも良く考えてみると老害度はスポーツ界が飛び抜けてひどいかもしれませんね。エビデンス無しですw
日大の危機管理学部の件は沢山の人が書いていますし、バカバカしくて何も書く気になりませんが、今後存続するのか終わっていくのかは注目したいです。
内田監督は記者会見後に心労のため入院しました。逃げ隠れをしたいという意図と、実際にかなり精神的ダメージを受けていると思います。そのダメージは逃げていても回復しません。内田監督がそのような対応をしていると、内田監督自身も宮川選手も怪我をした関西学院大学の選手も、誰も救われません。
このまま監督もコーチも証言を覆すことなく、うやむやに終わってしまうと思いますが、自分がこのような誤った対応をしてしまわないように、このことを忘れないように今回の事件と事件の対応をもう一度書きました。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。