2020年1月14日でWindowsウインドウズ7のサポートが終了します。1月15日からは重大なセキュリティ上の不具合が発覚した場合であっても修正のアップデートが提供されることはありません。
2020年1月15日以降もウインドウズ7のパソコンは起動します、アプリも動作します、ネットも見ることができますしブログを書くこともできます。1月14日までと全く同じことをすることができます。
しかし1月15日以降は「セキュリティ更新プログラム」が提供されなくなるので、いつパソコンが乗っ取られてしまうかわからない状況になります。
実質的には1月15日以降はウインドウズ7のパソコンを起動するべきでない状況、起動してはいけない状況になります。
2020年1月15日以降ウインドウズ7を使い続けるとどうなるか
ネットに接続していると様々なトラブルが起きることが想像されますが、一番大きなトラブルは外部からパソコンを乗っ取られてしまうことです。
パソコンの中に大事なデータが入っていないから乗っ取られても全然気にしなーいという人もいると思いますが、問題はあなたのパソコン内のデータではないのです。
侵入者は乗っ取ったパソコンを使って犯罪行為をします。犯罪行為をするためにあなたのパソコンを乗っ取るのです。
奪ったネットバンキング情報やクレジットカード情報を乗っ取ったパソコンを使い現金の移動やキャッシング、不正な買い物などをしたり試したりする。
犯罪者にとってはパソコンを乗っ取り、そのパソコンを使い不正行為をしたり試したりすることは非常に重要で大切な行為なのです。
パソコンの乗っ取りと聞くと、パソコン内のデータを盗まれてしまうことを心配する人が多いですが、実は問題はそこではないのです。
一般的にパソコン内に犯罪者が喜ぶような重要なデータなんて入ってないです。
乗っ取りを防ぐにはどうすれば良いのか
2020年1月15日以降はウインドウズ7がインストールされたパソコンを起動しないこと。それ以外に対策はありません。
新しいパソコンを買い、アプリケーションやデータを移行させるか、今あるウインドウズ7のパソコンにウインドウズ10を上書きインストールをするか、どちらかしかありません。
OSの上書きインストール、私の今までの経験からやるべきではない行為だと思います。上書きインストール時にトラブルが起きることが多く、上手くいったように見えても数ヶ月使っている間に致命的なトラブルが発生してしまう。
OSの上書きインストールは過去のことを思い出すと鳥肌が立つような悲惨なトラブルが起きることが多いので絶対にオススメできません。
非常に面倒くさい作業が必要ではありますが新しくウインドウズ10のパソコンを買い、2020年1月15日以降はウインドウズ7のパソコンを起動しない。LANケーブルをはずす。
ノートパソコンを起動するとWi-Fiに勝手にネット接続してしまうので絶対に起動をしない。結局これしかないと思います。
ウインドウズ10のパソコンを買うしかない
結局はこれしかないのです。残念ですし嫌ですがこれしかありません。
起動ディスクをハードディスクからSSDに代えた人は今でも快適にウインドウズ7マシンが稼働していると思います。
そんな快適なウインドウズ7マシンも来年の1月15日以降は起動するのは非常に危険であり、起動するべきではない状況になってしまいます。
データ移行作業の際はネットから完全に切り離した状態でやれば問題ありませんが、普通の常態であればデータ移行ができる状態イコールネットにも接続されてしまっているので、かなりリテラシーが高い人でなければ1月15日以降のウインドウズ7マシンの起動はするべきではありません。
2020年1月15日以降にウインドウズ7マシンから新しく買ったウインドウズ10マシンへのデータ移行はネット接続を切った状態、Wi-Fiをオフにしたりルーターの設定をいじるなどと面倒な設定をする必要があります。
準備はいつ
ウインドウズXPのサポート切れが迫っていた時は発注から3ヶ月から6ヶ月待ちの時期がありました。
今回も似たような納品待ちになる事態が予想されます。8月のお盆明けの発注は2020年1月14日には間に合わない可能性がでてくると思います。
仮に1月10日にウインドウズ10のパソコンが到着したとしても、14日までにデータ移行ができるのかどうかは微妙なところだと思います。
15日を過ぎてしまった場合はウインドウズ7マシンはネットから隔離した状態でデータ移行や設定移行をしていくことになりますが、ネットに接続できないとネット経由でアクティベーションの解除ができなくなります。
1月15日以降はネット経由でアクティベーション解除ができない人が電話サポートに殺到することは間違いありません。おそらく1ヶ月くらいはまともの電話がつながらず、アクティベーションが解除できない影響で新しいパソコンでアプリケーションが使えなくなると思います。
そんなことも踏まえて考えると今年の10月には全てのウインドウズ7マシンをウインドウズ10マシンと入れ替えるべきです。
ウインドウズ10マシンの発注は余裕を見て、遅くてもお盆前までに。可能であれば繁忙期がひと段落する6月に入ってすぐに発注するのが良いと思います。
一度在庫不足になってはまってしまうと、かなりとんでもないことになってしまうと思います。
なんてことを書いている私の会社は全てウインドウズ7です。デスクトップ機4台、ノートパソコンが2台、合計6台の入れ替えが必要。そもそも1人で6台必要なのかという部分から検討ですね。
あとMacBookProもあるので全部で7台でした。