車運転中にスマホやカーナビを使用場合の違反点数などが厳罰化されました!の話

本日12月1日から「ながら運転」の罰則が強化されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191201/k10012197481000.html

罰則強化初日に取り締まりを受けてしまった人も多いと思います。
最初に結論です。

違反になること

・車の運転中にスマートフォンや携帯電話を操作すること。
・車の運転中にiPadなどのタブレット機器を操作すること。
・車の運転中にカーナビの操作をすること。
・車の運転中にスマートフォンや携帯電話、iPadなどのタブレット機器やカーナビを注視すること。注視とは今の法解釈では2秒以上画面を見続けることを言います。

違反にならないこと

・赤信号で完全停止中にスマートフォンやiPadやカーナビの操作をしたり注視をすること。
https://www.fnn.jp/posts/00049205HDK/201911291920_livenewsit_HDK

ながら運転

「ながら運転」とは車を運転しながらスマートフォンを操作したり画面を見続ける行為のことです。

「ながら運転」の違反点数が1点から3点へ、「ながら運転」をしていて事故をおこした場合は違反点数が2点から6点へ引き上げられました。

飲酒運転の罰則強化が交通事故者数を大きく減らすことに劇的な効果があったので、今回の「ながら運転」への罰則強化はとても良いことだと思います。

これは交通事故死者数の推移グラフです。
https://bisquecobra1.sakura.ne.jp/ichika/wp-content/uploads/2019/09/20180510_972467.png

厳罰化が法律を守らせることに非常に有用であることをとてもわかりやすく示しています。

ながら運転による交通事故発生状況

平成20年と比べて平成30年は携帯電話などを使っていた時の事故件数が2倍以上になっています。平成25年と平成30年とを比べても1.4倍です。

この状況を考えると規制強化が3年から5年遅かったと思います。飲酒運転の前例から考えると厳罰化こそが唯一の抑止効果があることだとわかっていながら厳罰化が遅れてしまったと言わざるを得ません。

何をしたら「ながら運転」になるのか

何が「ながら運転」となり、何が「ながら運転」とならないのかよくわかっていない人が多いと思います。

文頭に箇条書きで違反行為を書きましたが、それでもよくわからない人が多いと思います。

「ながら運転」とは車の運転をしながらスマホやガラケーを操作をしたり、スマホやガラケーの画面を注視することを言います。注視とは2秒以上画面を見続けることと今は解釈されています。

画面の注視の対象はスマホやガラケーだけでなく、タブレットやカーナビも対象となります。スマホもカーナビも全く同じ取り扱いをされることになります。

運転をしながら純正のカーナビを2秒以上見続けてしまっても違反になります。iPhoneやiPadでグーグルマップをナビ代わりにしている場合とカーナビを使う場合は全く同じ取り扱いをされることになります。

カーナビであっても運転中に操作をしたり画面を見続けることは違反になるので、iPhoneのグーグルマップをカーナビ代わりに使うことやめカーナビを買ったとしても何も変わりはありません。

ながら運転違反にならない方法

・通話をする場合はハンズフリーシステムを使って通話する。
・車の運転中はゲームやLINEなどの操作はしない。
・通知があると反射的に反応してしまう人は車の運転中はiPhoneなどのスマホの通知を切り、カバンの中にスマホなどをしまってしまう。
・赤信号で停止中であってもカーナビやカーナビ代わりにしているスマホには絶対に触れない癖をつける。

違反になるかどうかの問題の前に事故の危険性を考えると運転中の通話はハンズフリーシステムを使用すること、運転中にスマホやカーナビに触れないことは必須です。

このことを心がけていても条件反射でスマホの通知に反応してしまう人や暇な運転時間を我慢できずにスマホに触れてしまいそうな人はカバンの奥にスマホをしまっておくしかないと思います。

見せしめ効果を狙う意味でも今後1年間は非常に厳しい取り締まりが行われる可能性が高いと思います。ビデオカメラで撮影しての取り締まりが多くなりますので、言い逃れは厳しい取り締まりになります。

運転中にスマホやカーナビに触れないようにすることは運転免許資格を守るためだけではなく、重大な交通事故を防ぐために非常に有用です。カーナビ操作などの部分で不便な点は多々ありますが安全のためには違反行為のないような行動パターンに変えていくべきであり、私も変えていきたいと思っています。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。