12月4日からスタートして、12月13日に終了してしまったPayPay100億円祭り、システム障害が起きてしまったりなどトラブルもありましたが非常に大きな盛り上がりを見せ、認知度を上げるには最高のイベントになりました。
きっと第二弾もやってくれるはずなので、次回のPayPay祭りにも期待しましょう。
LINE Payが真似してキャンペーンをスタート
PayPayの真似をして12月14日からモバイルサービスであるLINE PayがPayPayと似たようなキャンペーンをスタートしました。LINE Payも20%還元キャンペーン PayPayに対抗か
魅力が足りずわかりにくい
支払額の20%をポイント残高として還元するところはPayPayと同じですが、還元額の上限はたった5千円。PayPayは1ヶ月の還元額上限が5万円でした。さらにPayPayのキャンペーンにはあった全額還元はありません。還元の上限額が5千円と低く、全額還元キャンペーンがないという後だしジャンケンにもかかわらず、負けジャンケンになってしまうという意味のわからないキャンペーンです。
後だしジャンケンなのに全く魅力が感じられないLINE Payのキャンペーンは12月31日23時59分まで続きます。
LINE Payキャンペーンはダメを確認する実験?
PayPayのキャンペーンの魅力の部分であった限度額5万円と全額還元の2つを削ってダメなことを確認する実験なのでしょうか。もう1つ致命的にダメな部分、後だしジャンケンなのに後だしジャンケンの有利な部分は何1つ使わずに、PayPayキャンペーンが終わった直後にPayPayを上まわる部分が1つもないキャンペーンのスタート。
PayPayのキャンペーンで電子決裁に対して感心が高まり、乗り遅れた人達を取り込むには最高のタイミングだったはずなのに。逆にLINE Payなどずっと使いたくない!と思わせる最悪の流れになっています。
LINE Payもどきがいっぱい
LINEには「LINE Pay」「LINEコイン」「LINEポイント」「LINE Cash」「LINE Money」と沢山の電子決裁手段があります。何がなんなのか理解している人は非常に少ないのではないでしょうか。私はLINE PayとLINEコインとLINEポイントしかわかりません。
これ全部統一することはできないのでしょうか。スタンプ販売の関係できっと複雑な何かがあるのでしょうけど、統一してくれないと使い勝手が悪いだけでなくまず使う気になりません。
Suicaが定期や電車代などと自販機や店舗で使える電子決裁手段を分けているようなものです。定期や電車代はSuicaマネーで自販機や店舗などで使う場合はSuicaコインだったら使い勝手悪くてここまで普及していないと思います。
意味もメリットも何もないキャンペーンをやる前に、まず利用者が使う気になる仕組みを作るのが先です。LINEの場合はスタンプ販売を優先したことがグチャグチャの原因なのではないでしょうか。
現在LINEコインは50コインが120円、200コインが480円、500コインが960円、3,300コインが5,700円となっています。
1コインが1円とわかりやすくしておけば良かったのですが、スタンプ販売を最優先にして電子決裁との連携は考えていなかったか、LINE Payのように分ければ良いと考えていたことで複数のわかりにくい状態になってしまったのではないでしょうか。
電子決裁の統一
LINEが電子決裁に対してどの程度本気なのかはわかりませんが、まずは「LINEコイン」「LINEポイント」「LINE Cash」「LINE Money」をなくしてLINE Pay1つに統一しないと話にならないのではないでしょうか。LINEコインの扱いが一番面倒で難しいとは思いますし、手間とコストをかけて統一したとしてもSuicaが強すぎる日本では意味があることかどうかは微妙です。
どの程度いける可能性があるのかは中の人しかわからないことですが、今回のように行き当たりばったりとしか思えない中途半端なキャンペーンをやっている状況を見ると、ダメそうだと感じます。
PayPayの第二弾キャンペーンも楽しみですが、LINE Payのサービス終了も含めた今後の動きにも要注目です。