役職者を「さん付け」する会社が崩壊するワケ「理」の世界に「情」を持ち込むべきではない
とういう記事が東洋経済に書かれているということを永江一石さんのブログで知り、零細企業や中小企業の実情をいつか書いてやると思っていたら、東洋経済の元記事は2017年4月14日とかなり古い記事だったので、いつかではなく今日書きましたw
役職付けて呼ぶのは良いことか
最初に結論を書いてしまいます。零細企業や中小企業などではそもそも部や課がないにも関わらず、部長や課長などと呼ぶことがあるのでそれはやめるべきだと思います。本来の意味である部の長、課の長という意味合いではなく社内の地位が上の人、偉い人からの順、権力がある人から順番に社長、専務、常務、本部長、部長、課長、係長などなど。という感じで誰が地位が上なのかを内外に示す目的だけで役職を付けたり役職で呼び合うことが多々あるのが零細小企業の実態です。
役員の役付けは必要なことだと思いますが、部がないのに部長、課がないのに課長というのはどうなのでしょうか。
おそらく対取引先会社の体裁のため
ということで部や課がなくても部長や課長などの役職を作り、社内でも社外でもそのような呼び方をし合い名刺にもそのような役職名が記載されている。大手の会社で働いている人にとっては信じられないことだと思いますが、零細中小企業はこんな感じの会社がとても多いです。本来の考え方からすると部や課がないのに部長や課長というのはおかしいですし、やめるべきだと思います。そのおかしさを感じた人は会社を辞めていくこともあると思います。しかし現状その肩書きを与えてしまっていて、そう呼び合ってしまっている状態を変えるのは非常に困難なことだと思います。
無理に変える必要はないと思いますが、部長や課長という肩書きで呼ばれているのならば、そのような肩書きを作っているのであればしっかりと部を作り、課を作る方向で進めていくべきです。そのような組織作りに否定的な考え方であるのならば、肩書きも返上した方が良いと思います。
おかしな状態であることは認識するべき
部も課もないのに部長や課長という役職や肩書きがあるということがおかしな状態であるという認識は持っておくべきです。わかったうえで、対外的や社内的な事を考えてそれで良ければ良いのだと思います。一番大切なのは中身
呼び方や肩書きなど関係なく、一番大切なのは中身です。肩書きで呼び合うことが良いのか、さん付けで呼び合うのが良いのかはどちらでもどうでも良いことだと思います。呼び方や肩書きに拘ってしまうことは、特に零細中小企業にとってはそこを重要視することは失うものが多くなってしまいます。本来の意味を理解した上で、そのうえでどうするかを決めるべきです。
私は先生と呼ばれることが多いです
税理士資格もなく、先生と呼ばれる理由は何もないのですが昔から付き合いがある人には先生と呼ばれることがあります。先生と呼ばれる人はバカばかりというのは知ってます。私は税理士や弁護士と話をする時は先生と呼ばずさん付けです。父が税理士だったから
その影響で税理士資格もない私も先生と呼ばれることが多かったです。非常の心地悪くはありましたが、先生と呼ばないでくれと言った後のやり取りが面倒だったのでずっと放置状態でした。先生と呼ばないでくれ!という人は実は先生と呼ばれ続けたい!などと書かれている書籍なども多いので、この辺のことはどうでも良いのですが面倒くさい状態ではあります。その影響で今でも付き合いのある人は私のことを先生と呼びます。不愉快ではあるのですが、「先生と呼ばないでくれ」というやり取りの面倒臭さを考えると、いろいろと勘ぐられることも含めて放置してます。時間がもったいないですので。
昔からの付き合いの人以外で、最近知り合った人やこれから知り合う人は先生と呼ばれることはないですし、呼ぶこともないと思いますし新しく知り合う人で私を先生と呼び人とは仕事したくないですし、できませんw
肩書きとか呼び方とかではなく、人と人との付き合いを大切にしていきたいです。