忘れかけられているビットコインやリップルなどの仮想通貨。9月20日は久しぶりに大きく上昇しました。
2018年9月20日の仮想通貨暴騰
・BTCビットコイン 72万円から75万円
・ETHイーサリアム 2.3万円から2.5万円
・XRPリップル 40円から85円
・XEMネム 9.8円から10.8円
リップルは1日で倍以上になる強烈な暴騰ですが、それ以外の通過は上げてはいますが去年の暴騰と比べるとちょい上げくらいの状態です。リップルは85円まで上昇した後に55円まで急降下、その後は60円前後で推移しています。
2018年1月1日の相場価格
・BTCビットコイン 160万円
・ETHイーサリアム 9万円
・XRPリップル 232円
・XEMネム 121円
年初と比べるとビットコインは半分、イーサリアムは4分の1、リップルは8分の1、ネムは1分の1と散々な状況になっています。去年の年末から今年の1月頃にCMなどを見て飛びついて買った人はもう持っていないでしょうね。
それぞれの仮想通貨の最高額
・BTCビットコイン 2017年12月に220万円
・ETHイーサリアム 2018年1月に16万円
・XRPリップル 2018年1月に330円
・XEMネム 2018年1月に215円
ほとんどの仮想通貨が2017年12月から2018年1月にかけて最高値を付け、その後大暴落しました。狂ったように上がりすぎた後に下落基調だった1月26日にコインチェック社からネムが580億円分流出した事件が起きました。
XEMネム580億円相当額流出事件の流れ!の話
この事件をきっかけに仮想通貨と仮想通貨取引所に対する不信感が大きくなり、さらなる下落が進んでしまいました。9月20日に少し上昇しましたが、Zaifザイフがハッキング被害で仮想通貨67億円を流出させてしまった事件があり、今後に関しては楽観的な要素はあまりありません。
2018年の損失を確定させた人
そんなこんなで見通しの良くない仮想通貨市場ですが、9月20日の上昇で含み益が増えた人も多いと思います。ここで利益確定をするかどうかは自由でありますが、今年の大暴落で損失確定をさせている人は一度利益確定売りをしておくべきです。続けたければ同値で買い戻して持ち続ければ良いだけです。
年初の高い時に買い、その後の大暴落で持ちこたえられなくなり損失確定の売りをした人はその損失を他の所得(給与収入など)と相殺することはできません。その損失を来年に繰り越すこともできません。今年の損失はただただ無駄になってしまうのです。
年初に仮想通貨で100万円の損をしてしまい、来年仮想通貨で80万円利益が出た場合、来年は80万円分の利益に対する税金を払うことになります。
今年含み益が出ていたら利益確定売りをして、なるべく利益を来年に持ち越さずに今年の損失と相殺させることで来年以降の利益が出た年の税額を減らすことができます。
簡単に書くと。。。年初に仮想通貨で損をしてしまった人の中で、今含み益がある人は年初の損失額を限度に一旦利益確定売りをするのが得をするという話です。