極論や陰謀説を語る人の謎!の話

クレジットカード
PayPayに関して中国に関係する会社にクレジットカード情報や個人情報を渡すことに対して極端な反応をしているツイートをいくつか読みました。

言っていることや心配内容については理解できますが、本当にそんなに心配する必要があることなのでしょうか。

銀行口座番号については他人に知られてしまっても困ることは何なのでしょうか。

偽造のキャッシュカードを作られてしまう可能性は上がりますが、その確率がどの程度の確率なのか。

そんな手間をかけて偽造キャッシュカードを作る人なんて本当にいるのでしょうか。クレジットカード情報や個人番号についても似たようなことが言えます。

銀行口座情報や個人番号が漏れて困ること

ハッキリ言って困ることなんてありません。

銀行口座情報や個人番号が他人に知られてしまっても、それだけでは何をどうすることもできません。

危険なのは銀行口座情報や個人番号が他人に知られても困ることは何もないのに、困ってしまったりお金を取られてしまうかもしれないという誤った知識や思い込みがある人です。

年配の人だけでなく、銀行口座情報から個人番号が漏れると大変なことになると思っている陰謀説が大好きな人は危ないです。

「お前の銀行口座情報や個人番号を知ってる。

このデータを消して欲しければ金を払え!」こんな要求に屈してしまう可能性があります。

知られていても全く困らない情報をネタに脅迫されてしまう、年配の人でしたら仕方ないと思いますが仕事をしている世代の人達がこんなくだらないことでお金をだまし取られるほどバカらしいことはありません。

銀行口座情報の公表

私は以前、仮想通貨取引所であるコインチェック社に10万円を振り込んだら残高が20万円増えたという投稿をしました。

その時にコインチェック社とのやり取りを説明するために振込をした時のスクショを載せました。

銀行名から口座番号まで全てがわかる情報です。
コインチェックに10万円振り込んだら残高が20万円増えました!の話

この時にプチバズった影響で1万人以上の人達に口座情報を見られてしまいました。

はてなブックマークにもツイートされて、そのツイートされた時の画像が私の口座情報が書かれたスクショでした。

かなりの人に見られたはずですが何も困ったことは起きていません。

もし銀行口座情報からお金を盗み出すことが難しくないのであれば、私の口座からお金を盗み出すのは非常に簡単だったはずなのでやらないはずがありません。


銀行口座情報をフルオープンにしても困ることなど何もないのです。

クレジットカード情報

クレジットカードの場合はカード番号、名前、有効期限、セキュリティーコードが漏れてしまうと不正に使われてしまいます。

クレジットカードを不正使用されてしまった経験はありますでしょうか。

不正使用されてしまった時にどのようなことになり、どのような対応をされるのか。実際に経験して知っている人はいますでしょうか。

実際にクレジットカードを不正使用されてしまい、不正使用された金額を支払わされたりなど困ったことがある人がクレジットカードの不正使用の怖さについて語るのは良いと思います。

しかし、きっとたぶんクレジットカードの不正使用の怖さを大げさに語っている人は実際に不正使用された経験がないのだと思います。

私のクレジットカード不正利用経験

私はクレジットカードを不正使用されてしまったことが2回あります。2つの買い物ではなく、それぞれ複数の不正利用を数回ずつされてしまいました。

不正利用されたことに気付いたのは私自身ではなくクレジットカード会社でした。

2回ともクレジットカード会社から電話がありました。

2回とも海外で使用されていまして、「何月何日の何時にどこどこでクレジットカードを使用されましたが利用しましたか?」という内容ので電話でした。

2回とも海外には行ってなく、それどころか行ったことのない国だったのでそのままを伝えると「不正使用らしき動きがあったので確認の電話をしました。今のカードは使用停止にしたので新しいカードを送ります。」との対応でした。

クレジットカードの不正利用をされてしまうと自己負担を請求されて揉める!との嘘情報を信じてしまっていたので、クレジットカード会社の心地良い対応にほっとしました。

ケースバイケースであり、不正使用されてしまった時はいつでも無傷で済むわけではないと思いますが、クレジットカードの不正使用に関してはクレジットカード会社が常に監視をしていて、全てを利用者に請求するわけではないという現実は知っておくべきです。

別にPayPayや特定の国を援護するわけでないのですが、詳しいこと知らなかったり経験もないことの極論を語るのはうっとうしいのでやめるべきです。

と書いた途端に次のような報道がありました。

「PayPay」 不正利用相次ぐ 覚えない請求に注意を
これはPayPayにクレジットカード登録時にセキュリティコードを何度間違えてもロックアウトがかからないことが原因です。

セキュリティコードを何度間違えてもロックアウトされないというPayPayのクレジットカード登録の運用方法は不適切であり、間違いであると思いますがPayPayが危険とかPayPayからクレジットカード情報が抜かれるという話とは全く無関係です。
PayPayの不正利用、どう防ぐ? 狙われるのは“ポイント付与”の1月か?

この記事についてはスマホを紛失した時のことやSIMの紛失のこと、ポイント付与の1月に注意など支離滅裂状態。

こんな記事載せていて大丈夫なのでしょうか。

PayPayをかばうわけでも味方をするわけではありませんが、セキュリティコードを何度間違えてもロックアウトされないという部分以外は特に問題がないと思います。

しかしこの部分の仕様設定のミスは致命的なひどいミスだと思います。

そこに焦点を当てず、逆にぼやかす感じの記事が多いことに違和感を感じます。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。