私の実家は東急東横線、白楽駅のすぐ近くです。幼稚園年長から大人になるまで白楽に住んでいました。
当時の東横線の運転区間は桜木町駅から渋谷駅。横浜駅まで電車で5分、渋谷までは40分くらいだったと思います。今は白楽から渋谷まで30分くらい。かなり今は早くなりました。
横浜駅まで近かったことがあり、子供の頃に電車で遊びに行くのは横浜ばかりでした。小学生の頃は子供料金で30円、途中から40円に値上がりした記憶があります。
30円から40円で5分で横浜駅へ行くことができたので、40分かかる渋谷にはあまり興味がなくて横浜にばかり遊びに行っていました。この安さと近さは非常に魅力的でした。
勤務先が横浜駅近くだったこともあり、大人になっても電車は東横線がメインでした。東横線以外に乗る時は観光の時など特殊な時だけ。白楽に住んでいる時は人生の中で乗った電車の95%以上が東横線でした。
なので私の中では東横線が普通状態でした。乗り心地や人の感じなど、全てが東横線の状態が当たり前だと思っていました。たまにJRや京浜急行や地下鉄などに乗ることがありましたが、当時は東横線との違いなどを感じることがありませんでした。
しかし鶴見に引っ越をして、鶴見駅から横浜駅までJR京浜東北線で電車通勤をするようになった時に産まれて初めて気が付きました!東横線の運転の上手さと客質が最高に素晴らしかったということに気が付きました。
JR京浜東北線の運転の荒さとへたっぷりは・・・
急加速と急減速の繰り返し、下手くそにも限度がある!と思いました。何も考えないでの運転なんだと思います。20年以上東横線に乗り続けて、一度も感じたことのない不愉快な急加速と急減速が鶴見駅と横浜駅間の10分の間に毎日5回以上はある状態。きっとこの運転の下手さと、何も考えない運転が電車運転としては普通なのかもしれませんが、長年ほぼ東横線にしか乗っていない私にとっては衝撃的でした。
毎日10分の電車通勤時間内に3回から5回くらい急加速や急ブレーキのたびに私一人だけ飛びそうになり、周りの人に迷惑をかけてしまっていました。みんな荒い運転に慣れているみたいで、荒い運転に反応して車内で飛びそうになっているのはいつも私だけでした。
さらに鶴見駅には鶴見線という電車の始発駅であり、通勤時に私が通る改札の右側に鶴見線の改札がある影響で、鶴見線から降りてくる人とクロスする状態になります。
こんな感じです。私の進路は赤線、鶴見線から降りてくる人が青線です。他のどの駅のどの路線の人と比べてもぶつかる頻度が多く、かなり最悪です。エビデンスなしですが、一度でも経験すれば泣くほどよくわかるので、差別だろ!って思った人はぜひ朝の鶴見駅に来てみてください。
帰りはこんな感じです。赤線が私の進路で青線が鶴見線から降りてきた人の進路です。階段の上でクロスする部分は朝と同じでかなりのカオス状態、それだけでなく階段も端から端まで広がって降りてくるのでかなりのカオス状態です。鶴見駅、最悪です。
そんなこんなで東横線から離れてから東横線の運転レベルや客層の良さに気が付くことができました。しかし東横線は最高だったと思っていたのも束の間でした。
2013年3月に渋谷駅で東京メトロ副都心線との相互直通運転が開始されました。副都心線では2008年から西武池袋線と東武東上線と相互直通運転を実施していたので、2013年3月からは東横線と西武池袋線、東武東上線も相互直通運転がされることになりました。
ここから東横線は東横線でなくなってしまいました。運転がとても上手い状態は変わっていませんが、客層が変わりました。車内が快適でなくなってしまいました。
具体的には、奥が空いていても出入り口付近に人が溜まってしまうこと多くなり、ガラが悪くなり、割り込みをする人が増え、混雑時駅に着いた時にドア入り口付近の人が一度駅に降りて人を避けない人が多くなったりなどなど。
これは先入観や差別とかではなく、東横線沿線に昔から住んでいた人ならよくわかる「あるある」です。本当に違う電車になってしまいました。
横浜に住んでいる人は何県に住んでいるか聞かれた時に神奈川県と答えずに「横浜」と答えたりなど、無意識に人をイラつかせる言葉を発することが多いということは知っています。今日書いた投稿もそう取られてしまうかもしれませんが、でも本当に変わってしまいショックなんです。
路線により酔っ払いが多かったり、臭い人が多かったり、マナーが悪い人が多かったりと特徴があります。東横線は残念ながら心地良くない路線に変わってしまいました。変わってしまった理由を考えると、もう二度と元に戻ることはないでしょう。
東横線さん・・・さようなら。