ワールドカップ、ポーランド戦の最後のパス回しは悪か?の話

ロシアワールドカップ

結論

グループリーグを突破したのだから最後のパスまわしは正解だった!当たり前のことです。このことに反論している人、学生ならわかりますが仕事をしている人でしたら。。。あなたは仕事全くしていない人ですから!そういうことなんです!

試合の流れ

サッカー日本代表チームはロシアワールドカップのポーランド戦で0対1で負けてしまいましたが、見事にグループリーグを突破しました。グループリーグを突破したにもかかわらず、試合終盤のパス回しで時間稼ぎをしたことに対して批判の記事がいっぱい書かれています。
ほとんどがパス回しをして時間稼ぎをしたことは悪くないとわかっていながら、時事ネタなので批判記事を書くというクソ記事ばかりで、それに乗せられてしまっている人も仕事できないバカな人だなと思いながらもマジレスで書きました。
勝ちか引き分けならば同時間に行われていたコロンビアとセネガルの試合結果に関係なくグループリーグ突破が決まり、負けた場合であってもコロンビアとセネガル戦の結果次第でグループリーグ突破が決まる状況でした。
後半14分に日本は失点しました。この時点でコロンビアとセネガルの試合は0対0の状態。このまま引き分けで終わり、日本が負けてしまうと日本のグループリーグ敗退が決まってしまう状況でした。
点を取る必要があったので後半20分に日本は宇佐美に代えて乾をピッチに入れました。後半29分にコロンビアが先制点。このまま日本対ポーランドが0対1、コロンビアが勝利すれば日本はグループリーグ突破が決まる状況。
日本はコロンビアが勝つことを信じて0対1をキープするか、同点に追いつくことを目指すか難しい判断が必要な状況でした。私の感覚としては普通にやっていたら1点か2点を追加されて0対3で負けてしまいそうな状況。無理してでも点を取りにいく場合は3人目の交代は本田が香川、0対1のまま終わらせることを選択する場合は長谷部か昌子だと思っていました。
後半37分に武藤に代わり長谷部がピッチに入りました。長谷部が入ったことでメンバーにこのまま0対1で負けた場合であっても、イエローカードをもらわなけらばグループリーグ突破をできることを伝えました。
長谷部が入ってから後半49分まで、ほぼディフェンスラインとボランチでボール回しをしているだけで終わりました。ポーランドもボールを取りにこなかったのでボール回しだけの12分間。ブーイングがスゴク、ボランチ付近で前にボールを送りたくなりそうな場面が何度かありましたが、しっかりと我慢をして後ろでボールを回すだけで無事試合終了を迎えることができました。
コロンビアとセネガルの試合は引き分けであれば両チーム共にグループリーグを突破できる状況。日本が0対1で終わらせることを狙ってもセネガルが同点に追いついてしまった場合は日本のグループリーグ敗退が決まってしまう状況でした。
グルールリーグ突破をするためには引き分けか勝利をするか、0対1で負けた場合はコロンビアが勝つことが条件でした。

後半終盤の試合展開

ポーランドに先制点を奪われた時点では同点に追いつくしかないので乾を投入。そしてコロンビアが1点先制した後半29分以降は同点に追いつくことを目指すか、0対1のまま終わり、コロンビアがそのまま勝利することを期待する、どちらかを選択するしかない状況でした。
エビデンス無しであっても、誰がどう見ても普通に戦った場合は0対1のまま終わったり、引き分けに追いつけそうな気配は全くない状況。本田か香川を投入しても同点に追いつける可能性は非常に低そうな状況、まともにやっていたら0対2か0対3で負けてしまう可能性が高い状況でした。
長谷部が入った後半37分から試合終了の49分までほぼバックラインとボランチでボールを回しているだけで終わりました。途中ブーイングのプレッシャーに負けた前にボールを運びそうな場面が何度かありましたが、中途半端で危ない場面を上手く乗り切り無事0対1で試合を終わらせることができました。

後方でのパス回しは悪だったのか?

この試合だけの楽しさを考えたら悪だと思います。しかしこの試合はグループリーグ突破ができるかどうかを決める試合であり、さらに選考されているメンバーは厳しい状況を経験させるべき若いメンバーではなく、日本サッカー界の短期的なことだけを考えた長老チーム。経験などは関係なく、日本サッカーの短期的な収益と人気を考えた場合、絶対にグループリーグ突破をしたい状況でした。
グループリーグ突破できなくても経験を積むことができて良かった!と言えるメンバーではなかったのです。
どの話題でも同じことが言えるのですが、立ち位置と視点により意見は変わってきます。あの試合単体で考えた場合はチケットを買って観戦した人にとってはつまらない試合だったと思いますし、ワールドカップのグループリーグ突破の重要性や、今回の日本代表チームの選考方法まで考えた場合は最後のパス回しは良い選択だったと思います。
批判をしている人は頭が弱いと思います。立ち位置や視点、条件を考慮せずの批判。批判をすることで自分を賢い人だと思い込みたいという思考。そして全てをわかっていて煽る記事を書く記者もクソだと思います。
ヤフーのトップニュースにこんな記事がありました。書いた記者の意見はほぼ書かれておらず、よくわからない人が飛びつきやすい見出しとなっています。バカが釣れたな!と思っていることでしょう。
日本代表、世紀の“茶番”に英解説陣から総スカン「次のラウンドでボコボコにされればいい」

後方でのパス回しが悪くなかったと考える理由

日本チームが若い選手主体のチームであり、経験を積ませることが最優先項目であれば10分くらいのパス回しでワールドカップの貴重な時間を無駄にしてしまうことは問題だったと思います。
しかし今回の日本代表チーム選択基準は今後が期待できる若い選手主体ではなく、少しでも勝ち上がることができる可能性が上がるようなおじさんチーム。勝ち上がることが最優先で今後1年から2年くらいのサッカー人気をキープすることを最優先に選ばれたチームです。
そんなチームがグループリーグ突破の可能性が低くなる戦法を選ぶメリットは何なのでしょうか。見ているド素人のあなたの気分が悪いからパス回しをせずに攻めろ!ということでしょうか。そう感じたあなたは日本サッカー界から見なくてもいいよ!って思われている人達ですの、サッカー見ないのが正解だと思います。きっと自分は賢いと思っていて、だからこその否定や批判なのでしょうが、実は足りなすぎるにも程があるということなんです。
今回の日本代表は現メンバーに経験を積ませることが最優先のチームではないので、つまらないパス回しをしてのグループリーグ突破作戦は正解です。セネガルが同点に追いつく可能性と普通に戦って日本が失点してしまう可能性を考えたら、圧倒的にセネガルが同点に追いつける可能性の方が低い状況でした。
日本が同点に追いつくためには交代は長谷部でなく本田か香川。非常にリスクが高く、グループリーグ突破の可能性を低くしてしまう交代です。
終盤のパス回しを批判している人達は普通に攻めて失点をしてグループリーグ突破ができなかった方が素晴らしいと思っているのでしょうか。
パス回しを批判している人達、私にとっては現実社会を生きていない人と感じます。現実は現実で毎日現実世界というのが動いているのです。理想の世界ということを考えることも大切ですが、まず現実社会を認識してから理想を目指すというのが当たり前のことだと思います。
理想だけを目指す人は現実を知らず、現実社会を頑張ることすらできていないことが多いので。。。今回のパス回し問題で炎上したことは正直吹きました。パス回し問題が気にくわない人は仕事をしていない人だと思いますし、現実社会を知らない人だと思います。
これは能力があるかないかは別の問題で、能力があっても現実をわかっていないということだと思います。
次戦は7月3日3時のベルギー戦です。実力差を考えると0対3で負けるとは思いますが、予想に反して日本が勝利することを願っています!

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。