オフィス街で弁当を売っている人達!の話

弁当屋
都内などオフィス街に軽ワンボックス車を駐めて500円程度のお弁当を売っている業者が数多くあります。

美味しいお店が多いので利用している人も多いのではないでしょうか。

職場近くにあるお弁当屋やコンビニと比べるとコストパフォーマンスが良くて美味しいと感じることが多いと思います。

道ばたに車を駐めての営業の違法性

細かい法律を守れという細かい話ではありません。

しかし近隣に建物を借りて正規の場所代を払っているお店と比べると圧倒的にコストが安すぎるので正規のお店とフェアな状態での勝負にはなっていません。

そのことは十分にわかっていての路面販売だと思います。

いつかは実店舗を構えてという目標に向かってお金を貯めたり、味に対しても試行錯誤をしているのだと思います。

しかしこの行為はあまりにもアンフェアなのではないでしょうか。

家賃などを払っている店舗やコンビニ、路駐をしたりコインパーキングを利用して営業していたり、路上で家賃を払わずに販売しているお弁当屋さん。

その状態で利益が出るのは当たり前。売れて当たり前。払うべき費用を払っていないのですから利益が出るのは当たり前なのです。

路上でのお弁当販売、先につながる人もいると思いますがほとんどが潰し合いで迷惑をかけるだけで終わってしまうことが多いです。

味に自信があり、本気で飲食店を経営したいのであればもっと他の方法があります。

昼に違法営業で弁当を売ることのメリットは資金稼ぎだけ。

そもそも飲食店開業の資金を稼ぐ能力がない人は弁当を違法営業で売って資金を集めても成功する可能性はかなり低いです。ダメな人はダメなのです。

一生違法な路上弁当店を営業したい人はやり続けるのも良いと思います。

しかし飲食店開業を目的としての路面弁当店、味がどうのとかの前に思考が終わっているので諦めて会社員をやった方がいいと思います。

ステップアップするためには

路上弁当店の営業目的が弁当屋、惣菜屋、飲食店の実店舗をやるための人が多いと思います。

一生路上で弁当を売り続けたい人は少ないでしょう。

資金準備のために路上弁当店営業、効率やメリットを考えると良いことなのでしょうか。

500円の弁当を100個売っても売上金額は5万円、200個売っても10万円です。

粗利益が7割だったとしても、弁当を100個200個作る手間を考えると資金を貯める行為としては非常に効率が悪いです。

本気で実店舗を営業する資金の準備をしたいのであれば、他の業種で給与として稼ぐ方が圧倒的に効率的です。

しんどい建設業や漁業、探せばいくらでも短期間でお金を貯める手段はあります。

そう考えると路上で弁当を売っている人達は本気で店舗を持ちたいと思っていない人、大変で面倒なことは避けたい人、きっと実店舗営業は無理な人なんだろうと思います。

近くで働いている人にとっては便利でありがたい路上弁当屋ですが、近隣の実店舗に対して無駄なダメージを与えるだけで消えてしまうことが多い路上弁当屋。

私は法律を厳密に運用して排除すべきだと思います。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。