昔はウインドウズとセットになっていたインターネットエクスプローラをそのまま使っていた人が多かったですが今はグーグルのクロームが圧倒的なシェアを誇っています。
国税電子申告・納税システムであるe-Taxや事業用のネットバンキングや電子入札システムは未だにインターネットエクスプローラしか動作しません。
e-Taxが使用可能なブラウザはインターネットエクスプローラ11だけです。
e-Taxソフトを使用する際に必要なパソコンの推奨環境
横浜市の電子入札も使えるのはインターネットエクスプローラー11だけ。横浜市の電子入札はブラウザだけでなくJavaのバージョンアップをしてしまうと使えなくなってしまうなど、非常に使い勝手が悪い仕様になっています。
横浜市の電子入札システム
横浜だけでなく電子入札システムはどこもひどい状態だと思います。
インターネットエクスプローラでしか動かなくて大丈夫なの
間違いなく大丈夫でないと思います。
インターネットエクスプローラでしか動かないということは仕様が古いポンコツシステムであり、先のことを考えずに作られているシステムです。
仕様変更をしていくことを前提とせず作られたシステムということです。仕様変更が難しいのでクロームやEdgeにも対応していないのです。対応することができないのです。
ウインドウズ10がサポートされる期間はインターネットエクスプローラ11もサポートされることになっています
ウインドウズ10は最後のウインドウズと言われているので永遠にサポートが続くと思われていますが、実は今のところ2025年10月15日までとなっています。
インターネットエクスプローラ11のサポートもウインドウズ10のサポートとイコールなので2025年10月15日までです。
一目で分かる、各Windows OSでのInternet Explorerのサポート終了時期
サポート期間が延びる可能性もありますが、インターネットエクスプローラに依存しているWEBアプリは待ったなしの状況です。
電子入札システムやe-Taxなど今もインターネットエクスプローラでしか動かないシステムは修正や仕様変更で他のブラウザに対応できるとは思えません。対応することができないから今でもインターネットエクスプローラでしか動かないのです。
1から作るしかないと思うのですがe-Taxも電子入札システムも今さら1から作り直すことなどできるのでしょうか。
e-Taxシステムは当初から使い勝手が悪く、書面による申告よりも手間がかかるダメなシステムでしたが税当局が会計事務所に圧力をかけることでムリヤリ浸透させてきたシステムです。
電子申告を浸透させるための圧力、書いているサイト見たことありません。怖くて書けないのでしょうね。今回の主題とは違うので詳細は別の機会に書きます。
そんな無理をして利用率を上げてきたe-Tax。今さら1から作り直すことなどできるのでしょうか。もっと早くごめんなさいをしてやり直せば良かったと思うのですが、既に手遅れの状態です。
事業用のネットバンキングは民間企業なのでどうにかしてくると思いますが、電子入札システムやe-Taxなど公共のシステムがどう変わっていくのか、興味深く注目しています。