24時間テレビのチャリティーマラソン好きですか?の話

マラソン
8月25日から8月26日にかけて日本テレビで24時間テレビが放送されています。昔から偽善番組と言われたり、今年は週刊文春がギャラ問題を書いたことでさらに番組に対してに意見が白熱しています。

24時間テレビのギャラ

・嵐 5千万円(1人1千万円)
・大島美幸 1千万円
・上戸彩 500万円
・羽鳥慎一 500万円
そして今年のチャリティーランナーを担当するみやぞんのギャラは2千万円と報道されています。
チャリティー番組なのだからノーギャラで出演しろという意見もありますが、募金を使ってギャラを支払っているわけではなく、ノーギャラで出演する場合はギャラを一度もらい、もらったギャラを全額寄付をするという形になります。
寄付をするかどうかは個人の自由であり、本人の事情などもあることなので部外者がギャラの額や寄付をするのが当然かのように言うのは思考の方向として間違っていると思います。テレビ番組も芸能人も仕事をしているわけで、利益や儲けを出さないわけにはいかないのです。

出演者が寄付をしないことが気に障る人

そう思う人は番組を見なければ良いだけであり、ギャラをもらい寄付をしないことで嫌いになった出演者の番組は今後は見ない、ライブやコンサートなどのイベントに行かない、グッズを買わなければ良いだけです。
出演者には寄付をする自由も寄付をしない自由もあります。出演者に対しての視聴者やファンも出演者の言動を見て、その後応援を続けるかどうかの自由があります。
ギャラの受け取りや金額に関して気にくわないことがあった場合は批判を書いたり言ったりするよりもファンや応援をやめてしまえば良いだけなのです。
ギャラをもらった人の中で、一部であっても多額の寄付をしている人もいる可能性があります。その寄付を公表すれば偽善者と罵られ、公表しないとチャリティー番組なのにギャラをもらいやがってと罵られ、他の出演者のことやバランスなどを考えると寄付をしたとしても公表しない可能性が高いと思います。
私だったら面倒なので絶対公表しません。

賛否両論の24時間テレビの視聴率

毎年放送が近付いてくると批判のニュースや記事などを多く見かけますが、平均視聴率は15%以上をキープしています。
テレビ離れが進んでいると言われていますが、24時間のテレビの最近10年間の平均視聴率は15%超から18%前後で推移しています。最近5年間の平均視聴率もほとんど変わっていません。
おそらくギャラや番組内容に関して不満がある人は元からテレビを見ない人であるので、5年前も10年前も24時間テレビを見ていなかったり、その他の番組も含めてテレビを見ない人であると思われます。見ないくせに文句だけを言っているということです。見ないくせに寄付もしないくせに文句を言っているのです。エビデンスなしですがw

テレビ離れが本当に進んでいるかの検証

主なメディアの平均利用時間
これは総務省が発表の2012年から2016年にかけてのテレビ視聴、ネット利用、新聞購読、ラジオ聴取平均時間と視聴行為者率の統計です。
全年代で見るとリアルタイムにテレビを視聴している人は緩やかに減少しています。この減少幅は想像通りです。しかし年代別で見ると面白い結果となっています。
10代は視聴時間も視聴行為者率も大きく減少、20代は視聴時間はあまり変わらず視聴行為者率は減少、30代と40代と50代は視聴時間と視聴行為者率が緩やかに減少、60代は視聴時間も視聴行為者率はほとんど変わっていません。
20代だけは視聴行為者率は減っていますが視聴時間はあまり減っていません。これはテレビを見る20代の人数は減りましたが、テレビを見続けている人のテレビ視聴時間が増えている可能性があることを示唆しています。このおかしな現象が今後も続くか注目したいです。

テレビ離れと24時間テレビ視聴率の関係

全年代のテレビ視聴時間は減っていますが24時間テレビの視聴率は全く減っていません。これはどういうことを意味するのか、おそらく24時間テレビを見ている人は毎年24時間テレビを楽しみにしていて毎年の恒例行事になっています。
テレビ業界にとっては24時間テレビを見ている人は神と言えると状況だと思います。テレビがアホくさいと思い、テレビから離れている人は完全に無視してテレビ好きのリテラシーの低い人だけをターゲットとした番組作り。こう考えると放送内容に関しても納得できる部分が多いです。

チャリティーマラソンの危険と視聴者への冒涜

1992年から始まったチャリティーマラソン。こんな危険で意味のないことをいつまで続けるのか。重大な事故が起きるまでやめない理由はなんなのか、ずっと気になっていました。
ターゲットが神視聴者である24時間テレビ、チャリティーマラソンは一番簡単に神視聴者の共感を得ることができ、感動すべきことではないのに感動をさせたり涙を誘うことができるコンテンツです。チャリティーマラソンを続けるということは視聴者をバカにしている証拠です。
バカにされている視聴者はそのことに気付くことがないので、重大な事故が起きるまできっと続けるのでしょう。
私は見ることはないので番組内容についてはどうでも良いのですが、チャリティーマラソンについてだけは本当にこの距離を走っているのであれば(ほとんど歩いているようですが)暑い季節ということもあり、重大な事故が起きる可能性が高く、走りきることができたとしても、その後の身体に障害やダメージが残る可能性があるので絶対にやめるべきです。
チャリティーマラソンが終わるまで24時間テレビ放送日は毎年このネタ書きますw

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。