前澤さんのツイッター1億円プレゼント祭!の話

札束


1月5日にゾゾタウン社長の前澤さんがこんなツイートをしました。
上記ツイートをリツイートし、前澤さんのツイッターアカウントをフォローすると、総額で100人に100万円、総額1億円を前澤さんがプレゼントをするというお祭りがありました。
今までのリツイートの世界記録355万回を越えるかどうかが注目されていましたが軽く抜き去り、1月8日の夜時点で550万弱くらいのリツイート数になっています。
1億円の威力の凄さと使い方の上手さを感じました。会社からのプレゼントになると当選者に所得税が課税されてしまうので個人アカウントを使い、当選金額を100万円と高額ながら贈与税の非課税枠110万円以内にする。
そして景表法にも独占禁止法にも違反しない手法です。
法律とは別ですがツイッターはフォロワーを買うことは禁止されています。しかし前澤さんのやり方はフォロワーを買ったことにはならないので問題無しとのこと。
お祭り前は50万人だったフォロワー数はピーク時には615万人超まで増え、1月7日夜時点では40万人くらい減りましたが575万人超をキープしています。
合法的に1億円で500万人くらいのフォロワーを買ったことになります。

買ったフォロワーの質

フォロワーが500万人増えましたが、500万人ではなく500万フォロワーが増えたということです。
複数アカウントを使って前澤さんをフォローした人が多々いるので、フォロワーが何人増えたのかは全くわからない状態です。
1人平均5個ずつアカウントを持っている可能性はほぼないので100万人は増えたは間違いなく、200万人くらいは増えているのではないでしょうか。エビデンス無しですw
100万人であっても300万人であっても質はどうでしょうか。100万円目当てだけでフォローした人は当選しなかったことで40万アカウント以上がフォローを解除しています。
残っているのはどのようなアカウントなのか。どうでも良いサブアカウントや普段あまり使われていないアカウントが大量に残っているのではないでしょうか。
普段ツイッターを使っている人にとっては前澤さんのツイートはかなりウザイはずで、学びになるようなツイートはないのでフォローを解除するはずです。
悪口ではなく好みの問題です。前澤さんのツイートが好きな人はこのお祭り前からフォローしていたはずです。


真偽は怪しげではありますが、前澤さんは抽選ではなくツイートの内容で当選者を選考した可能性が高いです。
数百万回のリツイートからどう当選者を選ぶのか謎だったのですが、全く抽選ではなく別の方法で当選者を選択していた可能性が高いと思います。
ツイート内容で当選者を選ぶのであればツイート内容で当選者を決めると書くべきでした。
普通の懸賞と同じように当選は文面次第で決まる。そう書くべきです。抽選とは書かれていませんでしたが当選者という言葉は抽選を連想させます。くだらない文章をわざわざ書かずにリツイートした人のガッカリ感は相当大きいです。
未だに当選者の決め方について発表されていません。当選者の決め方を想像すると、やはりかなりガッカリとした気持ちになってしまいます。
どのような決め方であっても私が当選していたらガッカリな気持ちになりませんでした。100万円欲しかったです。当たっていたら不審に思ったこともどうでも良くなってしまいます。お金の力って怖いですね。

偽物やインチキが沢山なので注意

あちらこちらで書かれていますが、前澤さんの偽物アカウントが沢山あります。
偽物のアカウントが10万円を100人にとか、50万円を100人などいんちきアカウントが山盛り状態です。
例として偽物アカウントのツイートを張ろうと思ったのですが、貼ったツイートに引っかかってしまう人がいそうなので貼るのやめました。
本物の前澤さんにサブアカウントも裏アカウントも絶対にありません。公式アカウント以外は全部偽物なので見つけたら通報しましょう。
今後も偽物アカウントや似たようなことをする詐欺アカウントが多い状態が続きます。ツイッターの連携アプリの認証を使った詐欺もいっぱい出てくるはずです。
連携アプリの認証詐欺に引っかかるとツイッターアカウントを乗っ取られてしまいます。いろいろな種類の詐欺や事件が起きるような気がします。
今後はツイッターでの儲け話やプレゼント話はフォローしたり連携したりは避けるのが無難です。しばらくの間は今まで以上に厳重注意でいきましょう。
2019年1月10日追記
文中では贈与税の対象である!とサラッと書きましたが、本当に贈与税の対象で問題がないのか、当選金として所得税の一時所得に該当する可能性があるのかを詳しく書きました。
ZOZOの前澤さんからの当選金は贈与税なのか?の話

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

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