年末ジャンボ宝くじ!の話


毎年年末の大安の日には銀座などの有名店で大行列ができる年末ジャンボ宝くじ。皆さんは買いましたでしょうか。当たりましたでしょうか。
2018年の年末ジャンボ宝くじの1等賞金は7億円です。1等前後賞は1億5千万円。連番で1等と前後賞が当たると10億円ということになります。
宝くじの賞金は所得税などの税額はかからないことになっていますので、10億円が当選すると1円も税金を払うことなく全てを手にすることができます。

年末ジャンボ宝くじの当選確率

宝くじを買っている人は宝くじの当選確率を考えたことがあるのでしょうか。
2018年の年末ジャンボ宝くじの1等賞金当選確率は0.000005%です。2千万分の1です。この天文学的な当選確率の低さ、わかっていて買っていますでしょうか。
わかっているけど夢を買う、とうことで買っている人が多いと思いますが完全にお金を捨てているのと同じです。
宝くじをやるくらいならパチンコをやった方が全然お金が増える確率が高いです。儲けるためにお金を使うのであればパチンコをやっている人の方が賢いということになります。

その他のジャンボ宝くじの当選確率

宝くじにより当選確率は違います。
1等賞金が5億円であるドリームジャンボ宝くじの1等当選確率は1千万分の1、1等賞金が3億円であるサマージャンボ宝くじの当選確率も1千万分の1です。
年末ジャンボ宝くじの2千万分の1と比べると2倍の当選確率ではありますが、常識的に考えて当たるはずのない当選確率です。
100枚買った場合、年末ジャンボ宝くじの1等当選確率は200万分の1、ドリームジャンボとサマージャンボの当選確率は100万分の1。
2千万分の1から200万分の1、1千万分の1から100万分の1になったことでものすごく当たりそうな気がするのだと思いますが、100万分の1であっても当たるはずのない天文学的な当選確率です。
これがどれだけの確率なのか、わかっていない人達が買っているのが宝くじです。確率を意識しないで生きている人に売りつけているぼったくり商品です。
合法的に売られている物の中で間違いなく一番最悪のぼったくり商品です。100万分の1を意識してお金を払い、そして500円の無料牛丼に1時間並ぶ。同じクラスタの人達です。
パチンコをする人達とも少し違い、パチンコや競馬、競輪などで儲けようとしている人達とは自分は違い、自分のことを賢いと思っているにも関わらず宝くじを購入。
実はギャンブル以上にお金を無駄に捨ててしまっているのが宝くじなのです。もう一度書きます!パチンコ、競馬、競輪、競艇などをしている人よりもバカなのが宝くじを買っている人達なのです。

宝くじのぼったくりがバレて売れなくなっている

昔は何も考えずに宝くじを買っていた人が多かったですが、昨今は考える人が増えてきた影響で宝くじの売上金額が減っています。
2005年の宝くじの売上金額は1兆1,047億円でしたが2017年度の売上金額は7,866億円でした。
<宝くじ>5年で50億円減 若年層を中心に売り上げ低迷
宝くじは購入金額の46%から50%弱が当選金に使われます。消費税が2%上がることや所得税などにはうるさいことを言うくせに、50%しか当選金に使わない宝くじには文句を言わずに買い続ける人達。
消費税の増税や所得税がどうのこうのよりも宝くじの仕組みの方が問題が多いと思います。
しかし消費税の増税や所得税の増税に文句や不満を言ったり思っている人達と宝くじを買う人達はほぼ同じクラスタの人達というところがポイントです。エビデンスなしですがw
宝くじを買うということは10円をケチって100円を捨てていることです。捨てているつもりがあればいっぱい捨てるのは勝手ですが、当たる可能性を少し考えるのであれば当選確率の低さの異常さを考えるべきです。
宝くじを買っているということを口にするだけでバカだと思われていることに早く気付きましょう。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。