子供の頃は駄菓子が大好きでした。麩菓子やうまい棒、得体の知れない40円くらいのカップラーメン、ベビースターラーメンは高いので変えないのでパチモノっぽい10円だったラメックを40円のカップラーメンに足して食べたりしていました。
小学校1年生くらいから駄菓子屋に行き始め、4年生以降は時間とお小遣いがあれば駄菓子屋に入り浸っていました。当時の駄菓子屋はゲーム機が置いてあるお店とないお店がありました。ゲーム機と言っても10円とか20円、高くても50円の画面が斜めになっているゲーム機です。
ゲームが置いてあるお店はガラが悪かったです。私はどちらにも行っていましたが、ゲームをやりたい時だけ行き、駄菓子を食べたい時はゲーム機が置いていない駄菓子屋に行っていました。
小学校4年生から6年生頃までかなりのペースで駄菓子屋に入り浸っていたのですが、友達と2人か多くても4人くらいだったと思います。他の客がいることはほとんどなく、常連が騒いでいる嫌なお店という感じ(騒いでいる常連とは私達のことです)で近付きにくいお店だったと思います。
中学生になり行く駄菓子屋が変わり、行く頻度は少なくなりました。中学生になった時に行っていた駄菓子屋は隣の中学校の学区の境目付近。その付近は喧嘩や揉め事が多いから学校からはその駄菓子屋付近に近付くなと言われていました。
この駄菓子屋は小学校の時に行っていた駄菓子屋の100倍くらいガラが悪かったです。野球部やサッカー部などガラがあまり良くない人以外は非常に入りにくい雰囲気のお店でした。
横浜大口に「しんみせ」というとても小さな駄菓子屋があり、その2号店として「第二しんみせ」というお店ができて「しんみせ」はなくなってしまいました。この「第二しんみせ」が中学生の頃に通っていた駄菓子屋です。
今もまだお店は存在します。2010年と古い投稿ですが第二しんみせのことを書いているブログを見つけました。お店の外観や内観は今もほとんど変わっていません。中学生の時からずっと変わっていませんw
第二しんみせのことが書いてあるブログ
そんなこんなで中学卒業まで駄菓子屋にかなり入り浸る生活をしていました。
やっとここからが本題です。
きなこ棒やあんこ玉、ラムネ菓子などの駄菓子やにしか売っていないような駄菓子やおもちゃを見て、懐かしい!と言う人の多さに驚きます。今はショッピングモールなどに昔懐かしい駄菓子屋を再現しているお店があります。そのお店の中での会話は懐かしい!懐かしい!懐かしい!
みんな懐かしいを連発しているのですが、いつどこの駄菓子屋に行ってたんですか?って聞きたくなります。だって私が子供の時、駄菓子屋に客なんて全然いなかったんですけど。
同窓会のような場面でも駄菓子屋ネタになることがあり、駄菓子の話になると懐かしいと言う人がいっぱいなのですが、あなた達いなかったよね!って思いますw
小学校の時は1クラス40人くらい。その中で当時駄菓子屋に来ていたのはクラスで2人くらいだったと思います。当時の駄菓子屋は怖い雰囲気だったので普通の人はなかなか来れる感じではありませんでした。これは私の地元だけでなく、35年くらい前はどこの駄菓子屋もガラが悪くて行きにくい、入りににくい雰囲気だったと思います。
なので私世代である40代くらいの人は、子供の頃にリアルに駄菓子屋へ行っていた人は極端に少ないはず。なのになぜ駄菓子を見て、駄菓子を食べて懐かしいと言うのでしょうか。テレビの中でもそうですよね。テレビ内で駄菓子が出るとみんな懐かしいと言いますが、本当は子供の頃駄菓子屋に行ってないくせに!って思ってしまいますw
駄菓子を見て懐かしいと言うことがステータスなのでしょうか。小さい頃駄菓子屋に行っていたということは自慢になるのでしょうか。20年くらい前からずっと気になっています。
謎すぎます。