花火大会や無料キャンプ場はゴミだらけ!の話

花火大会
先日、10月20日に神奈川県の江ノ島で花火大会がありました。花火大会途中で大雨が降り、観客が土砂降りを避けるためにそのまま途中で帰ってしまったことで会場には信じられないくらいのゴミが残されてしまいました。


ツイッターやフェイスブックでゴミだらけの写真がいっぱい流れていたので、見た人も多いと思いますが花火大会後の江ノ島海岸はこのような惨状でした。

実はこの花火大会、ゴミは持ち帰りが必須ではなかったのです。

海岸や道路にはゴミステーションが設置されていて、持ち帰らなくても捨てる場所がちゃんと用意されていたのです。
1トンのゴミが置き去り…「江の島花火大会」のマナー違反に批判殺到 主催者「ゴミは持ち帰りが原則」

永江さんのブログに書かれていますが、まさにこの通りだと思います。

1 無料のイベントの客層が悪くマナーもなにもない
2 大量のゴミが捨てられる現場には大量の吸い殻も
3 浮かれたDQN層が特に酷い気がする
みたいな例が多く散見するわけで、どこの国がどうとかいう問題ではない。この層の民度は最低である。夏のビーチなんか特に酷く、なまっちろい茶髪男子とケバい女子のセットが帰ったあとは吸い殻と空き缶が散乱している。どういうしつけをされているのか・・・。

どうして海外のサッカーの試合では日本サポーターがゴミ拾いをするのに国内の花火ではこうなるのか。

無料のイベント、無料で利用できる施設、無料のなんたら、とにかく無料に関するもののマナーの悪さとモラルの低さは吐き気がするほどのひどさです。

無料だとマナーが悪くモラルが低くなる理由

無料が好きな人がそういう人ばかりだからということだと思います。お金を払うことができない、お金を払いたくない人。

稼ぐことができない人、稼ぐための努力をしたり考えたりすることができない人。

このような人達が集まってくることでゴミだらけになったり、揉めごとや喧嘩が多くなったりしてしまうのです。

稼ぐことができない人、稼ぐための努力をできないという部分は非常に大きな要素です。

それをすることがどういうことなのか、それをすることにより他人はどう感じるのかどう思うのかを考えることができないので、マナーもモラルもないのです。

無料はやめて何もかもを有料化すべき

花火大会、花見、キャンプ場、駐車場。どれもこれも無料や激安だとマナーとモラルが低く、金額を上げれば上げるほど理性的なイベントになるのではないでしょうか。

人が集まることで飲食店やお土産屋など地元は潤いますが、無料イベントで集まってくる人が落とすお金はたかがしれていて、後片付けなどの費用を考えると来ない方が損をしないで済むことも多いと思います。

サーフィンの世界では無料駐車場を好む人と有料駐車場を好む人とでは嗜好も思考も全く違います。

無料駐車場を好む人は激安店を好み、有料駐車場を好む人は高くても美味しい蕎麦屋などを好みます。

花見は地元の儲けたい根性が大きすぎて、マナーやモラルの低い人達も含めて意図的に集めてしまっているので勝手にしてくださいという感じです。

毎年花見客のマナーのひどさが報道されていますが、あれは意図的にあんな人達を呼び込んでしまっているので自業自得です。

勝手にしてください。

料金設定はどうするべきか

花火大会やキャンプ場の料金設定は高額にしてしまうべきです。特にキャンプ場の利用料金、今の倍から5倍程度にしてしまうことで客層が大きく入れ替わるはずです。

今来ている客層とずっとお付き合いをしたいのであれば、現料金を続けるのが良いと思いますが客層を入れ替えたいのであれば大きく値上げをするのが一番です。

まず現状がどの程度儲かっているのか、実は手間がかかるだけで全く儲かっていないのかどうかを把握するところからがスタートです。

キャンプ場の場合であれば何が目的なのか。単独での収益を上げることが目的であれば単価を安くして客数を増やすか、単価を高くして質を保った状態で単価以外の部分で魅力を上げて客数を確保するか。

花火大会は今一度目的を見直すべきなのではないでしょうか。

費用はスポンサーが負担。スポンサーが出す広告費で花火を製作して打ち上げる。

儲かるのは花火職人と花火大会会場周辺の飲食店などのお店、警備員や後片付けなどをする業者、地元の鉄道会社や駐車場。

地元の飲食店やお店を経営している人達、花火大会で利益を得ている業者や人達にとっては、マナーが悪くても今年と同じくらいの客数を確保することを望んでいるのではないでしょうか。

表向きはマナーのひどさにげっそり、片付けの費用が・・・という状態ではありますが。

でも花火大会を中止にしたり、有料化にして客数を減らしてでもマナーの良い客を増やすことを望んでいる人達はどの程度いるのでしょうか。

実はあまりいないような気もします。

花火大会の問題は今始まったことではないと思います。

程度の差はあると思いますが、昔からゴミだらけの状態が続いていたと思います。

ゴミだらけになることでゴミ処理業者が潤っていたりもします。

結局このような状況になってしまうのは客のモラルの問題だけでなく、その地域のお店や業者にも責任があるのだと思います。

本気で改善したければ高額有料化に

これにつきます。花火大会もキャンプ場も花見の名所も本気じゃないと言うことです。

現状はヌクヌクと儲けている人が沢山いるので毎年何も変わらず去年と同じ今年を繰り返しているだけです。

マナーの悪い人達を援護するつもりはありません。

マナーの悪い人達は消えてしまえと思っています。

しかし運営側も同じことをしていたら延々と同じことを繰り返すだけ、そのことをわかっていて繰り返しているはずです。

イベントとマナーの問題は、対処療法で対応すべきではないと思います。

無駄なお金をばらまくという意味では、対処療法をすることで収益が上がる企業が増えますし、ニュースとして取り上げられることで注目される、そんなメリットもあります。

イベントマナーの改善は、まずイベント側でヌクヌクと儲けている業者を叩くところから始めないとダメなのではないでしょうか。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。