iPhoneを買い替えた時の注意点!の話

iPhone買い替え
9月13日に発表されたiPhone XsとiPhone Xs Max。予約しましたでしょうか。

本日9月14日16時1分からiPhone XsとiPhone Xs Maxの予約がスタートしました。アップルストアでは5.8インチモデルのiPhoneXsの256GBモデルが税込で140,184円、6.5インチモデルのiPhone Xs Max256GBモデルは153,144円で発売されました。

そして発売日は9月21日です。
iPhone XsとiPhone Xs Max発表と同時に旧機種が値下げされました。この値下げとiPhone XsとiPhone Xs Maxがあまりにも高すぎたことで古いiPhoneを使っている人の中にiPhone7かiPhone8に機種変更をしようと思っている人がいると思います。

iPhone 7:6万1800円→5万800円
iPhone 7 Plus:7万4800円→6万4800円
iPhone 8:7万8800円→6万7800円
iPhone 8 Plus:8万9800円→7万880円

旧iPhoneから新iPhoneへのデーター移行

旧iPhoneの内容をiTunesにフルバックアップを取り、新しく買ったiPhoneに書き戻すだけで基本的にほとんどのデーターが書き戻りますが、重要なデーターの中にアイチューンのフルバックアップから書き戻らないデーターがいくつかあります。

LINEアカウント

LINEアカウントやトーク履歴はアイチューンのフルバックアップからは書き戻りません。旧iPhoneで使っていたLINEアカウントを新iPhoneに引き継ぐためにはまず旧iPhoneでLINEのメールアドレスとパスワードを設定(設定済であればあらためて設定しなおす必要はありません)する必要があります。
アカウント引き継ぎ設定部分で「アカウントを引き継ぐ」部分をオンにして、36時間以内に新しいiPhoneで引き継ぎ設定を終わらせる必要があります。LINEのアカウント引き継ぎ方法は公式サイトを参考にしてください。
【最新版】 LINEのアカウントを引き継ぐ方法
この処理をせずに旧iPhoneを下取りに出してしまった場合、旧iPhoneで使っていたLINEアカウントを使うことは絶対にできなくなります。下取りに出す場合は要注意です。機種変更やMNP時、キャリアに下取りに出さないのが無難だと思います。売りたかったら全てのデーター移行が終わってからメルカリやヤフオクで売るのがデーター損失をしないために重要なことです。

二段階認証アプリ

二段階認証アプリ、Google Authenticatorを使っている人は多いと思います。iTunesへのフルバックアップから書き戻してもアプリだけが書き戻され、中身は何も書き戻されません。
ドロップボックスやエバーノートなど、PCでログイン状態が続いているアプリは再設定をやり直せば良いだけですが、中にはサポートセンターに問い合わせが必要になり、郵送など非常に手間がかかってしまう場合もあります。

仮想通貨口座

コインチェックやビットフライヤーなど、2段階認証を設定してある仮想通貨口座はログインする際に2段階認証が必要になり、ログインができないと設定の変更ができません。
旧iPhoneを下取りに出してしまっている場合はサポートセンターに問い合わせる必要があり、かなり面倒なやり取りが必要になります。この問題が解決するまではログインすることができないので取引をすることができません。買うことも売ることも出金することも、手続き完了まで何もできなくなってしまいます。
国内の仮想通貨取引所でしたら時間と手間がかかりますが、どうにかなると思います。しかし海外の仮想通貨取引所の場合は、どうにもならずにそのまま口座内の財産を全て失うことになってしまう可能性があります。海外の口座を持っている人は絶対に旧iPhoneを下取りに出してはいけません。

Googleグーグル

Googleグーグルアカウントの2段階認証を変更する場合はまず登録してあるGoogleアプリに通知が届き、通知が届いたiPhoneで操作をしないと2段階認証の変更ができません。
私の場合はずっと放置状態で使っていないNexus6と紐付いていて、Nexus6の電源を入れて2段階認証変更の処理を進めました。全然使っていなくて捨てたくなっていたのですが、捨てなくて良かったです。
その他にも2段階認証を設定してあるものは原則としてかなり面倒くさくて手間がかかる作業が必要で、旧iPhoneが手元にないとサポートセンターに問い合わせをして数日から数週間単位で時間がかかってしまうことになります。
iPhone6sだとキャリアでの下取り価格は1万円くらいです。1万円のために2段階認証再設定で地獄を見るのはもったいないです。買い替えをした時は必ず旧iPhoneは手元に残しておきましょう。

2段階認証再設定時

新しいiPhoneで2段階認証再設定が完了しても、故障や紛失をすることで困った事態が起きてしまうことが予想されます。新iPhoneと旧iPhoneで同じQRコードを読み込み、旧iPhoneを2段階認証のバックアップ機にするという方法もありますが、売却することができなくなり有効な使い方とは言えない状態になってしまいます。
私のオススメはタブレットに「Google Authenticator」をインストールして2段階認証のバックアップとして使うことです。私はiPhone8plus256GBを買ってメインの2段階認証機器として使い、iPad mini4にも「Google Authenticator」をインストールして2段階認証のバックアップ機として使っています。
タブレットを2段階認証のバックアップとして使うことを強くオススメします!

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。