マンションの管理組合ってムチャクチャ!の話

マンション
マンション管理組合の理事になったことはありますか。
理事になった時に仕事らしい仕事をこなすことができましたでしょうか。
一定規模以上のマンションの場合は管理組合で管理をしきれないので管理会社へマンション管理を委託することになると思います。
管理組合は管理会社がどの程度仕事をしているのか、適正な仕事をしているのかを監視する必要がありますが、管理会社がまともに仕事をしているかどうかなんて普通はわからないですよね。
管理会社に委託する主な内容は下記のようなことだと思います。
・マンションの管理員業務
・管理費と修繕積立金の管理
・清掃
・建物やエレベーターなどの設備管理
・大規模修繕計画
これらの業務がしっかりと行われているかどうかのチェックはできていますでしょうか。
掃除がちゃんとされているかどうかは見ればわかりますが、それ以外の業務はどの程度のレベルで仕事をしてもらっているか全然わからないと思います。
ハッキリ言ってまともに仕事をしてくれる管理会社なんてありません。
中小の管理会社も大手の管理会社も本当にヒドイです。
一番の原因は支払い側の管理組合と仕事を請ける側の管理会社とでは適正と思う対価に圧倒的な差があることです。
20年くらい前から真面目に管理をしようと思った場合はかなりの金額が必要であったにも関わらず、管理組合の能力不足から適正価格を支払うことをしなかった影響で、管理会社の仕事がとてもいい加減になってしまいました。
相場通りの金額でまともな仕事をするのは非常に難しい状況でした。
管理組合の理事は普通の会社員の集まり、素人の集まりです。
素人の集まりが管理会社の適正な対価などわかるはずもなく。
管理組合の知識が足らずに仕事は全然しないのに高額の管理会社にぼったくられることもありますが、それよりも多いのは競合管理会社同士が値引き競争をして安い管理会社にお願いをすることになる。
安いけど全然仕事をしてくれない。
ほとんどがこのパターンだと思います。
先にも書きましたが困ったことに仕事をどの程度してくれているかは掃除以外はわからないと思います。
管理費や修繕積立金の入金管理や滞納している人からの回収。
たかが入金管理や滞納者への督促なのですが、これさえもまともにできていないことが多いと思います。
自分の住んでいるマンションの管理費や修繕積立金を滞納している人がどれくらいで、どれだけの金額が滞納状態になっているかなんて普通は考えないですよね。
でもビックリするくらい滞納している人が多く、滞納金額もスゴイです。
未収入金の内訳がグチャグチャで内容を掴めていない管理会社や管理組合が多いので、詳しい内容確認をした方がいいと思います。
年に一度の報告書のようなものが発行されていると思いますが、あれもかなりいい加減だったりします。
未収入金の内訳がしっかりと管理されているかどうかの確認はしておくべきだと思います。
さらに問題なのが建物の補修やエレベータ管理、電灯など消耗品の管理です。
この部分が利権が山盛り。
利権が山盛りの部分には欲深い人達がいっぱい群がってきます。
そして権力争い。
醜いだけで済めば良いのですが、とても怖いことになってしまうことが多々あります。
そして規模が大きいマンションの管理組合には政治がらみの人達も混ざってカオス状態です。
左系の人たちが多く、関わると命の危険を感じるほど怖い思いをすることがあります。
というか、実際に怖い思いをしたので二度と管理組合とは仕事で関わりたくなくなり、関わっていません。
大規模修繕計画のひどさと言ったら・・・この辺のことを本気で知っている人や調べた人は長期間ローンでマンションなんて買う気にならないと思います。
賃貸が一番です。

この記事を書いた人

山口 健一

20年以上会計事務所で勤務し、20件以上の税務調査経験があります。

これだけの経験がある私だからこそ税理士との交渉をスムーズでわかりやすいものにするお手伝いをすることができます。

税務、法務、労務など会社経営に必要な全て業務知識を網羅しており、私が可能なことは私が対応をし、専門家に依頼すべきことは適切な専門家に依頼、仲介をすることができます。