関東では7月14日から7月24日まで最高気温が35度前後の猛暑日が続いていました。
7月23日には最高気温39度を記録。7月25日に最高気温32.2度、26日に最高気温30.7となった時はとても涼しく感じました。
その後、台風12号の影響で27日と28日の最高気温は30度に届かず。
涼しくて快適な2日間でありましたたが、今日29日は再び32度前後の最高気温となっており、湿度が高いこともあり非常に暑く感じる1日となっています。
東京の7月の気象記録
暑い時に運動をすると痩せるのか
日陰部分が少なくなる昼頃に国道1号線を車で鶴見から横浜付近で走っていたら、ジョギングをしている人が沢山いました。
猛暑日が続いていた頃と比べると気温は低いですが、それでも30度は超えていて、歩道橋の影くらいしか日陰がない状態。
気温30度以上で高湿、ほぼ日向しかない状態でのジョギング。過酷な状態でのジョギングにメリットはあるのでしょうか。
体重は落ちます
結論から書くと、気温が高くて暑い日のジョギングは汗をかく量が増えますので体重は減ります。
しかし体内の水分量が減るだけで脂肪は溶けたり燃えたりしませんので痩せるとかダイエット効果があるとは言えない状態です。
運動後に水分摂取をして体内の水分量が適正に戻ると体重も元に戻ります。
入浴もサウナも岩盤浴も脂肪は減らない
ということです。汗をかくことで体内の水分量が減ることで体重は減ります。
痩せるということがただ単に体重を減らすことを意味するのであれば効果があると言えますが、脂肪を減らすということが目的であれば入浴もサウナも岩盤浴も脂肪が溶けたり燃焼したりすることには全くないので、何の役にも立ちません。
時間の無駄です。
炎天下でのジョギングや運動のデメリット
気温と湿度が高いと極端に運動能力が落ちます。運動能力が落ちるということは当然運動量も少なくなります。ジョギングもフットサルもバスケットもサーフィンも全ての運動で時間あたりの運動量は少なくなります。
少なくなるというより、暑くてしんどくて動けません。
カロリー消費量は気温とは無関係なので暑くて運動量が減ったり、運動強度が落ちることで消費カロリーが減ります。
日中の暑い時間に走るよりも早朝や夕方、夜など気温が低い時間に走った方が運動量が増えるので消費カロリーが増えます。
涼しい時間の方が汗をかく量は減る可能性が高いので、運動後の体重の減り方は暑い時間に走った時と比べると少ないですが、それは水分量が違うだけで脂肪量は運動量が多い方が減ります。
暑い時の運動が痩せると勘違い
真夏の暑い時間に日向を走っている人が沢山いますが、ほとんどの人が暑くてしんどい時に汗をいっぱいかきながら運動することで脂肪が減ると勘違いしているのではないでしょうか。
だから日中の暑い時間に走っているのはデブばかりなのだと思います。
日中の暑い時間に走る方が効率が良いと思い頑張ってはみるものの、しんどいだけで効果はあまりでずないのですぐに嫌になり、挫折してデブ状態が続いてしまっている。
真夏の日中にダイエット目的で走っている人とサウナや岩盤浴で痩せると思っている人はイコールのはずです。
汗をかくことで脂肪が溶けるとでも思っているのでしょう。
何度も書きますが暑くても脂肪は溶けません。サウナも岩盤浴も水分が出るだけで脂肪は全く減りません。
運動量を増やすことでしか脂肪は減らないのです。
快適に運動できる気温と湿度での運動が一番痩せる
脂肪を減らすためには運動量を増やすしかないので、運動量を増やすことができる状況での運動が一番脂肪が減ります。
暑すぎず寒すぎず、身体が寒さで動きが悪くならない程度に少し気温低めの方が運動量が多くなります。
真夏の炎天下で運動をする意味
脂肪を減らす効果は全くなく、逆効果ですが暑い中で運動をすることによるメリットもあります。
大会などが暑い時に行われる場合、大会の時のために身体を慣らすことを目的に、大会時と同じくらいの過酷な状態で身体を動かして慣らしておく必要があります。
これはプロのアスリートの人には必要なことでありますが、一般の人にはここまでして大会のために身体を慣らす必要はないと思います。
一般の人には30度超の気温で運動することのメリットはありません。
脂肪を減らすためにも、運動能力を上げるためにも日中の暑い時間の運動は非常に効率が悪く、最悪の行為です。
その時間しか運動をする時間が作れない場合など仕方ない時もあると思いますが、運動は快適に身体を動かせる環境で行うのが最も効率が良いということは最重要項目として頭の中に置いておくべきです。
運動は楽に身体を動かせる環境の時が一番効率的で楽しいのです。